「まむし」ではありません。「蛻」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「蛻」です。
「蛻」の読み方は?
部首が「虫」の漢字は、虫の名前を表すこともあれば「蛇(へび)」や「蝦(えび)」など虫以外の名前を表すこともあります。「蛇」などから推測して、「まむし」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは間違い。
ちなみに「まむし」は漢字で「蝮」と書きます。
結論からいうと、「蛻」は虫の名前でも蛇などの名前でもありません。ですが虫や爬虫類、両生類に関係する言葉ではあります。一般的にはひらがなで表されます。
「蛻」を使った言葉とその意味を知ると、読み方がすんなりと思い浮かぶはずです。
「人の抜け出たあとの寝床や住居」を表すことを「蛻の殻」といいます。
なんと読むかわかりましたか?
正解は……
「もぬけ・ぬけがら」です。
「蛻」は訓読みで「ぬけがら・もぬけ・もぬけ(る)」と読みます。「蛻る」と送り仮名がついていた場合には「もぬける」と読みますが、漢字一字の場合は「もぬけ」とも「ぬけがら」とも読むことができます。
「蛻」はいずれの読み方でも
セミやヘビなどが脱皮したあとに残す殻。
出典元:ぬけがら|言葉|漢字一字
という意味です。
「人の抜け出たあとの寝床や住居」を表す「もぬけのから」、どこかで一度は聞いたことがある表現だったのではないでしょうか。表現としては何度か聞いたことがありましたが、もぬけ=ぬけがらだと知るまでは「もぬけの“空”」だと思っていました。
本記事をきっかけに、もぬけ=ぬけがら、「空」ではなく「殻」だと覚えていただけると幸いです。
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