電子マネーをわざわざ現金でチャージしてる人。1年でこんなに大損!
「Suica」や「PASMO」といった交通系電子マネーを利用して切符なしで改札を通過できる便利な時代になってからずいぶんと年が経過しました。いまや当たり前に利用している電子マネー、「nanaco」もついにオートチャージができるようになりました。でも、現金チャージだとむしろ損になっているかもしれません。電子マネーは、クレカチャージを利用してポイント2重取り、損をしない習慣を!
電子マネーの普及率がすごい
2016年の電子マネーの発行枚数は、3億2,862万枚(日銀「決済動向」より)。1年間で1人約2枚以上は電子マネーを新規発行した計算となっています。これほどの発行ですから、1枚くらいは持っているのが当たり前になっている電子マネー、筆者は4枚所有しています。1件あたりの決済金額は991円と割と少額です。小銭をお財布から出し入れする手間が省けるというメリットもあるのでしょう。こんな電子マネーですが、チャージはどのようにしていますか?
実は電子マネーには現金だけでなく、クレジットカードによるチャージも可能になっています。クレジットカードそれぞれによって、異なりますが電子マネーにチャージすることによってもポイントやマイルが貯まるようになっていますよ。
現金チャージで4200円も損してた?
電子マネーのチャージ、支払う前にいちいちレジで必要な分だけチャージしている方の多いのでは。しかし、現金を出してチャージしていてはスマートではありませんよね。お財布から出すならば、現金で支払うのと手間があまり変わらず、電子マネーとしてのメリットのひとつである便利さをムダにしているといえましょう。しかも、お金の面で損をしていますよ。
例えば、さきほどの統計によると1件あたりの平均決済額は約1,000円。現金チャージならば、何も起こりませんが、クレジットカードによるチャージならばどうでしょう。オシャレな女性に人気の「ルミネカード」は、「Suica」に1,000円のチャージで5円相当、オートチャージで15円相当のポイントを貯めることができます。
「PASMO」派ならば、普段利用している東急や京急、小田急、京王など私鉄が発行するカードならば、チャージでポイントを貯めることができます。また、「京王パスポートPASMOカード」ならば、0.5%還元なので1,000円のチャージで5円相当のポイント、オートチャージを設定し1年間に1回でもオートチャージをすると年会費が無料となるサービスを実施しています。
このように、20日電子マネーを利用すると1カ月に約100円から300円のポイントを貯めることができるのです。
もちろん、「Suica」や「PASMO」など電子マネーを利用することによってポイントが加算されるプラスポイントなども同じようにつきます。このため、現金でチャージするかクレジットカードでチャージするかの単純比較が可能です。現金チャージの場合、1カ月あたり100円から300円の損、年間にして1,200円から4,200円の損ということになるのです。4,200円あれば、ちょっとしたご褒美ランチが楽しめる金額。1年間にこれを逃しているといえましょう。
電子マネーのチャージはオートチャージが便利
電子マネーへのチャージは、近年クレジットカードとリンクさせることによって、かなり簡単になっています。電子マネーの残高が一定金額を下回ると自動的に設定金額をチャージするようになっています。いくらの残高になったらいくらオートチャージするかについての詳しい金額も自分で設定することができます。何回オートチャージしても手数料が発生することはありません。レジや券売機で現金チャージする手間がなくスマート、残高がなくてレジ前で慌ててチャージするなどといったことも防止することが可能になります。しかも、クレジットカードによるチャージでポイントをためることができます。
また、クレジットカードによってチャージすれば、手持ちの現金がない場合にATMに行く必要もありません。お財布を忘れてしまったというピンチのときにもオートチャージされている電子マネーがあれば大丈夫。ランチやリフレッシュのためのドリンクが買えないといったことがなくなります。
お手持ちのクレジットカードでチャージやオートチャージが可能になっているものもあり、わざわざクレジットカードを作らなくても設定可能かもしれません。筆者の場合は、「JALカードTOKYU POINT ClubQ」を長年所有しているのですが、いつの間にか「PASMO」にオートチャージ可能になっていました。このクレジットカードには「PASMO」と一体になっているものではありませんが、設定申込することによって、オートチャージ可能になりました。
このように、お手持ちの中でオートチャージ設定ができるようになっているクレジットカードがあるかもしれません。「Suica」や「PASMO」などのいわゆる交通系の電子マネーの場合は、改札を通った際に設定残高を下回っているときにチャージされる仕組みです。もちろんオートチャージができるものであっても、クレジットカードそれぞれで還元率は異なりますし、中には電子マネーへのチャージはポイント対象外としているものもありますのでチェックしてみましょう。
クレジットカードによるオートチャージをうまく利用すれば、1年間でご褒美ランチ1回が楽しめてしまいます。ぜひクレジットカードによる電子マネーのチャージを活用してみてくださいね。
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