「きんむ」ではもちろんありません。「謹む」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「謹む」です。
「謹む」の読み方は?
「謹賀新年」などでお馴染みの「謹」ですが、「謹む」という言葉を日常的に使い慣れていないと、この読み方は捉えにくいかもしれません。タイトルにもある通り、「謹む」の読み方は「きんむ」ではありませんよ。
正解は……
「つつしむ」です。
「謹む」とは
敬意を表し、かしこまる。うやうやしくする。
出典:つつし-む|言葉|漢字ペディア
という意味です。
「謹」は音読みで「キン」、訓読みで「つつし(む)」と読み、「謹」という漢字自体に「つつしむ。かしこまる。」という意味があります。
例文には「謹んで申し上げます」などがあげられます。
「慎む」との違い
「つつしむ」と読む言葉に「慎む」があります。この「慎む」は以下の意味を表します。
①あやまちのないように控える。
②度を越さないようにする。出典:つつし-む|言葉|漢字ペディア
どちらも「ひかえめにする」といった意味合いをもちますが、神仏や目上の人に対してかしこまる意味を表す場合には、本記事でクイズとして出題した「謹む」を使います。間違えないよう注意したいところです。
なお、「謹」の読み方は音読み「キン」と訓読み「つつし(む)」のみですが、「慎」の読み方は以下の通りです。
- 音読み シン
- 訓読み つつし(む)(常用漢字表外)つつま(しい)・つつま(しやか)
この「慎」を用いた表現で注意したいのが、「つつましい」と「つましい」の言い間違いです。「つつましい」は漢字で「慎ましい」と表され、以下の意味を表します。
①遠慮深くて控え目なさま。
②質素である。つましい。出典:つつま-しい|言葉|漢字ペディア
「つましい」は漢字で「倹しい」または「約しい」と表され、以下の意味を表します。
倹しい:無駄をせず質素なさま。
約しい:質素なさま。倹約しているようす。出典:漢字ペディア
「慎ましい」にも「つましい」の意味が含まれますが、一般的には、ひかえめであることを表すのか、質素であることを表すのかによって「つつましい」と「つましい」を言い換えることになるでしょう。
「謹む」と「慎む」の違いと合わせておさえておきたいですね!
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