「自然にお金がたまる人」は腰を曲げない?言われてみればその通りの小さな習慣(後編)
4・腰を曲げて手を伸ばすと、お金は貯まらない
お金の価値は、その人によって異なります。これを“お金の相対的価値”といいます。1,000円を交通費として渡したら、芸人は大喜びですが、パパ活している女の子は悪態をつきます。
昔、代官山の2畳の家に住んでいたとき、「どうして住んでいるんですか?」とよく聞かれていました。ぼくの答えは「治安がいいからです」。合わせて治安の良いエピソードも紹介していました。それは「今日家を出たときに、1週間前に落ちてた500円玉が、まだ落ちていた」というものです。
代官山の住人にとって、500円は膝を曲げて手を伸ばすことより価値が低いわけです(警察に届けるのも面倒だし)。
安売りや移動時間も同じです。時給が低い人にとっては有効ですが、こちらの読者のような仕事ができる女性には無用の節約です。
わざわざ、遠くのドラッグストアに腰を曲げて手の伸ばす必要はありません。そんなことをするくらいなら、残業をしたり、夕飯のおかずを一品多くしたり、子供の雑巾を縫ったり、趣味のミシンに精を出したりするほうがよっぽど有意義です。
お金と時間を使うときは、常にリターンとの比較をするとお金が貯まりやすくなります。
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(本記事は2019年4月初出の記事に2023年8月加筆修正を行いました)
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