【後編】更年期の「口の渇き」に隠れた難病指定のシェーグレン症候群とは？

【 Q 】口の渇きが更年期由来の症状だったときの対処法を教えてください

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病院の検査でとくに異常がなく、更年期由来の症状だった場合、 もしくは軽度な症状の場合は漢方薬が使われることがあります。

更年期治療にはホルモン補充療法（HRT）が用いられることがありますが、気になるのが乳がん発症リスク。

一方、漢方薬にはリスクが少なく、西洋薬よりも副作用が起こりづらいといわれています。また、漢方薬の使用は更年期障害の標準治療のひとつとなっています。

漢方薬は、慢性的な不調や、体質バランスの崩れの改善を得意としていて、今回解説したような口内の渇きの不調にもおすすめです。

＜口内の渇きを感じる場合におすすめの漢方薬＞

●白虎加人参湯（びゃっこかにんじんとう）
からだがほてり、喉が渇きやすい方に。胃にこもった熱をとることで胃腸機能の働きを高め、潤いを与えて口やのどの渇きに働きかけます。

●五苓散（ごれいさん）
からだのなかの水分の巡りを改善し、のどの渇きがある方のむくみなどを緩和する漢方薬です。比較的即効性があり、体質に問わず使いやすい漢方薬です。

●温経湯（うんけいとう）
血液や栄養を補い、上半身の余計な熱をとってほてりがある方の湿疹などを緩和します。婦人科系の不調にもよく用いられる漢方薬です。

漢方薬は体質改善に役立ちますが、人それぞれに適した漢方薬は異なります。
からだに相性の良い漢方薬を見つけるには、漢方のプロである医師や薬剤師に提案してもらうのがいちばんです。

オンラインで利用できる「あんしん漢方」なら、漢方薬を家にいながら注文できます。

体質を診断してもらったうえで適切な漢方薬を使い続けられるので、漢方薬がもっと身近に感じられる素敵なサービスです。

●あんしん漢方：https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

大したことない！と自己判断する前に、まずは病院へ

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口内の渇きは更年期世代なら多くの人が悩んでいる症状のひとつです。

しかし、なかには違う病気が原因として隠れていることも。

「自分は大丈夫」と思い込まずに、気になる症状がある場合はまずは病院で診てもらいましょう。

＜この記事を書いた人＞

あんしん漢方（オンラインAI漢方）薬剤師

碇 純子（いかり すみこ）

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士（薬学） / 博士（理学）

神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

●あんしん漢方（オンラインAI漢方）：

https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

●Medical Health CH：https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w