「きんしのえだ」でも「きんのすずめのえだ」でもありません。「金雀枝」の読み方、知っていますか?

2023.12.14 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「金雀枝」です。

「金雀枝」の読み方は?

「金」「雀」「枝」と漢字1つ1つは「きん」「すずめ」「えだ」と読むことができます。とはいえ、表題にある通り、「金雀枝」の読み方は「きんのすずめのえだ」ではありません。「金雀枝」が表すのは、ある植物の名称です。

正解は……

「えにしだ」です。

「金雀枝」を辞書で引くと、以下のように記載されています。

マメ科の落葉低木。ヨーロッパ原産。枝は緑色でしだれる。初夏、黄色の蝶形花を多数つける。

出典:エニシダ|言葉|漢字ペディア

「金雀枝」のほか「金雀児」とも書きます。「金雀児」の表記は漢名(中国での名称)からきています。

「金雀枝」の語源について調べていたところ、「エニシダ」という和名の由来がとてもユニークなものでした。エニシダの語源は属名Genistaです。元はラテン語でゲニスタと読み、そのオランダ語読みがヘニスタ、ヘニスタがエニスタに転訛し、エニシダになったとされています。漢字は漢名から、読みは外国語からきているというのが面白いですね。

 

では「金糸雀」はなんと読む!?

「金」の「雀」の「枝」は「エニシダ」でした。では、「金」の「糸」の「雀」はなんと読むのでしょうか。もちろん「きんのいとのすずめ」ではありませんよ。この漢字も、漢名からきているので読み方を当てるのは難しいかもしれません。

日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」で「金糸雀」は以下のように解説されています。

アトリ科の小鳥。大西洋カナリア諸島原産。ふつう黄色で、姿・声とも美しい。観賞用に飼育。

「きんしじゃく」と読むこともできますが、この鳥には「きんしじゃく」よりも身近な名称があります。一般的にはカタカナ4文字で表され、この鳥を用いた有名な表現に「炭鉱の〇〇〇〇」があげられます。

正解は……

「カナリア」です。

 

参考文献:エニシダ – 生薬の花|日本薬学会

 

 

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