「たんまおくそく」でも「だるまおくそく」でもありません。「揣摩憶測」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「揣摩憶測」です。
「揣摩憶測」の読み方は?
「揣摩憶測」の「憶測」は日常でも見かける機会の多い言葉かと思います。問題は「揣摩」の部分。「摩」という漢字からなんとなく「〜ま」と読めそうですが、「揣」という漢字は「見たことがありそうでないような……」「読めそうで読めない」といった印象を抱いたかたは少なくないはずです。
なお表題にもある通り、「揣摩」の読み方は「だるま」ではありません。「だるま」は漢字で「達磨」と書きます。
正解は……
「しまおくそく」です。
「揣摩憶測」とは
自分だけの判断で物事の状態や他人の心中などを推量すること。当て推量。
出典:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「揣摩憶測」の「揣摩」そのものに「他人の気持ちなどを推量すること」といった意味があります。「精選版 日本国語大辞典」は「揣摩」についてこう記載しています。
(「揣」は情をはかる、「摩」は意を推す意)事情を、こうだろうと推測すること。憶測。当て推量。
出典:精選版 日本国語大辞典
「揣摩憶測」という言葉になじみがない人でも、「揣摩憶測」が表す意味にはなじみがあるのではないでしょうか。もっとも「揣摩憶測」の類語表現の方が一般的な表現かと思われます。「揣摩憶測」の類語表現には「推察」や「推測」のほか、「憶測」「配慮」「酌む」「勘繰る」「気を回す」「察する」「感じ取る」などがあげられます。
「揣摩憶測」にはどちらかというと文語的な印象があります。日常会話で用いるにはややハードルが高い気がしますが、推測する、気を回す、察する、感じ取るなどの表現を見かけたときに「揣摩憶測」という言葉を思い出したいですね。
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