「じく」?「ねずみ」ではありません。「鼬」の読み方、知っていますか?【漢字クイズ】
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「鼬」です。
「鼬」の読み方は?
「鼬」は「軸(じく)」といった漢字と「由」の部分が共通しています。とはいえ、「軸」の読み方から推察して「鼬」を「じく」と読んでしまうのは、残念ながら不正解。「鼬」が表しているのは動物の名前です。
「鼬」を辞書で引くと、以下のように説明されています。
体長は雄が約30~45センチ、雌が約20センチ。体毛は赤茶色で、体は細長く、脚が短く、尾は太く長い。主に夜行性で、ネズミ・鶏などを捕食。敵に追いつめられると悪臭を放って逃げる。
出典:小学館 デジタル大辞泉
説明にあるような動物の姿を想像してみてください。どんな動物が思い浮かびましたか?
正解は……
「イタチ」です。
食肉目イタチ科の哺乳類である「イタチ」を漢字で「鼬」または「鼬鼠」と表します。
では、ここでもう1問漢字クイズを出題します。
「貂」はなんと読むのでしょうか。
「貂」を表す漢字は他に「黄鼬」があげられます。動物に詳しい方であれば、「黄」色い「鼬」で姿と名前が思い浮かぶかもしれません。「貂」は「鼬」同様、食肉目イタチ科の哺乳類ですが、「貂」は「鼬」よりも大きいのが特徴です。
(前略)イタチに似て、体長45~50センチ、尾長17~23センチ。夏毛は全体に褐色。(略)夜行性で、小動物などを捕食。毛皮がよいので知られる。本州・四国・九州、朝鮮半島に分布。
出典:小学館 デジタル大辞泉
正解は……
「テン」です。
ちなみに、これは豆知識ですが、「穴熊(あなぐま)」もイタチ科の哺乳類です。「穴熊」は「貂」や「鼬」よりも大きい動物ですが、凶暴なことで知られているイタチ科の哺乳類の中で最も凶暴ではない、というのがおもしろいところです。
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