新山千春42歳、恋愛スイッチオフのシングルマザーが、マッチングアプリで出会った13歳下の彼と再婚した理由【インタビュー】

2023.12.28 LIFE

「彼のために別れたほうがいい」から結婚を決意するまで

よく聞かれるのですが13歳という年齢差は、私も彼も特に気にならなかったんです。でも、お付き合いが長くなっていくうちに、彼のご両親のことを考えるようなりました。将来のこと、生活のこと、子どものこと。「気持ちが繋がっていたらいい」とも思っていましたが、将来を考えたら別れたほうがいいんじゃないかと思い始めて。もちろん別れたくはなかったけれど、彼の最善を思って私から別れを告げたこともありました。向き合うのが本当は怖くて彼の連絡を無視しちゃうなんてこともありましたね。そうすると彼は娘を通じて連絡をくれました。ちゃんと話がしたい、と。彼の中には別れるという選択肢はなく、彼はいつも真剣な気持ちで応えてくれました。そんなことも乗り越えて今があります。

交際5年目で結婚。結婚を決めたきっかけは去年末のLAでのこと。娘と彼と3人で2週間ほど滞在予定だったのですが、現地に着いてすぐに娘が高熱を出してしまったんです。薬を飲んでもよくならなくて…。救急病院に行かなければとなったときに、彼が病院の手続きやお医者さんとのやり取りなどすべてテキパキとやってくれたんです。私は焦りもあって体温の測り方ですら戸惑っていました。娘も私も不安だったときに、何をするべきか、何を先生に伝えるべきか、彼は冷静に的確に動いていてくれたんです。本当に心強くて安心感があって。もし娘と2人で行っていたら日本に帰ってこれなかったんじゃないかなって思ったくらいでした。娘が彼に「助けてくれて本当にありがとう」って言っているのを見て、彼と家族になりたいなって改めて強く思いましたね。

彼の部屋を掃除しているときに偶然見つけたのですが、娘が彼の誕生日やバレンタインなどにプレゼントしたものの袋や包み紙、装飾のシールまですべて保管していたんです。とてもあったかい人だな、「大切な人の大切な人を、大切にしたい」という感覚が自分と似ているなって思ったのも大きいですね。娘に「ママには彼が一番お似合いだと思うよ」と言われたのも、結婚のあと押しになりました。

今も旦那さんはアメリカと日本を行き来する生活ですが、みんながそれぞれ自分らしく生きていけて、3人が一緒にいる空間がなごやかで楽しかったら、それがいちばんの理想です。あまり多くは望んでいなくて、ふとしたなにげない時間が楽しく長く続くように、努力しなきゃいけないなって思っていますね。

 

つづき▶17歳のママ・新山千春の思春期の子育て、42歳で始めた妊活

 

ウェディングフォト ©kentaro Minato

 

■プロフィール

1981年生まれ、青森県出身。タレント、女優。第20回ホリプロタレントスカウトキャラバン特別賞を受賞し芸能界入り。明るいキャラクターで数々のバラエティ番組を中心に活躍。YouTubeチャンネル「CHIHAROOM」では、趣味の車の話から恋愛トーク、自身の日常を発信中。インスタグラムは @chiharu_niiyama

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