【モラハラ夫】やっぱり人の心を持っていない! 妻の実家と猫への「非情な行動」に改めて驚愕!!

2024.01.29 LIFE

夫は私の実家に一切興味がなく、葬儀の時しか行かない

Mさんの夫は、結婚前はMさんのご両親への挨拶や贈り物などにとても気を遣ってくれていました。実家も大切にしてくれる優しい人、それが結婚を決める大きなポイントになっていたそうです。

でも結婚後は実家への年末年始の挨拶、お盆の時期も一切関わりを持ちたくないとはっきり言われました。理由は「俺の家じゃないから」。それを聞いて、これまでの夫の優しさは上辺だけだったとわかり、この結婚は失敗だったと悟ったMさんですが、それを理由に離婚をする決断も持てずにいたそうです。

 

Mさんのお母さんが病気で15年前に亡くなった時はさすがに夫も一緒に田舎に行ったそうです。でも「俺の親じゃないし、知り合いが誰かもわからない」と言い、ただそこにいるだけ。手伝いは一切しませんでした。
そして4年前にMさんのお父さんが亡くなった時も、お母さんの時と同じ状態だったそうです。

 

お母さんの時のこともあり、Mさんはもともと夫にはなんの期待もしていなかったとのこと。なので、葬儀屋さんとの段取りも全てMさんが行い、厳かにお葬式も執り行うことができて納骨も済ませました。そして、Mさん1人で父の遺品整理や実家の片付けも済ませました。もちろん夫は手伝いもせず、先に帰宅していったそうです。

実家には、お父さんが亡くなるまでずっと一緒に暮らしていた猫が残されていたそうです。もちろんMさんはお父さんが大切にしていた猫なので、自分のもとで育てると決めていました。
しかし家には夫の溺愛しているトイプードルがいたので、夫は「うちには無理だ」「捨ててこい」と猫を飼うことに猛反対したそうです。

『でも娘と息子の「おじいちゃんの形見だよ。おじいちゃんの大切な猫はうちで飼うべきだ」という言葉に夫は反論もできず、うちに父の猫を連れてくることができました。』

とMさんはほっとした表情をうかべます。

 

 

モラハラ夫はペットを溺愛する人が多いが、歪んだ愛情である

モラハラ夫は文句も言わず自分の言うことを聞くので、ペットを溺愛する傾向があります。でも全ての動物を愛しているというわけではありません。自分に懐いている、自分が可愛いと思った子だけを大切にします。
そして「自分のもの」という意識がとても強いので、妻が連れてきたペットは「妻のもの」ととらえ、そこに愛情を向けることができません。今回はMさんの「父親の猫」なのでいくら可愛い猫だといえ愛情は湧かない、それがモラハラ夫なのです。

 

『猫を飼うのは初めてだったので、その猫ちゃんを我が家に迎え入れるためにケージやトイレなどの準備をするのも楽しいものでした。そのおかげで父を亡くした悲しみが少しだけ忘れることができました。
猫は家が変わって不安だったのか、最初はケージから出てこずに、ご飯も食べない状態でした。それを見た夫は「懐きもしない猫なんて可愛いと思わない。やっぱり保健所に連れて行くべきだ」とありえないことを言い続けるのでした。
その言葉を言う夫を人とは思えず、心の奥で憎悪が湧いていました。でも言い返すと何倍にも暴言が返ってくるのがわかっているので、何も言うことができませんでした。』

 

モラハラ夫に自分の気持ちをわかってもらいたいと思っても、根本的にモラハラをする人とそうでない人とでは考え方が違います。
モラハラの人は、自分が言われる言葉に対しては、小さな言い間違いや自分が否定される内容にとても敏感です。他人の言葉使いに文句ばかり言う傾向にあります。
反面、自分が人に対して言う言葉は、愛も思いやりも一切ないのです。ですから、大切にしている猫に対して「保健所に連れて行くべき」なんてことを平気で言えるのです。

 

 

離婚を選択できない理由

猫は環境が変わったことで緊張していたのでしょう。何も食べてくれない日が2日続いたそうです。少しでも私に慣れるようにMさんはずっと猫のそばについていたい、この猫を大切に育てることが父親への恩返しだと思ったといいます。でも夫は、

「猫の世話なんてどうでもいいから、早く仕事行けよ。仕事がたまってるんだよ。本当に無責任な女だ。」

と言い放ち、Mさんが父親を亡くして辛い思いをしているなんて考えもしていない様子だったそうです。

 

Mさんは今まで何度も思いやりがない夫と離婚をしたいと思っていました。けれど、思うだけで実際に行動には移せなかったそうです。なぜ離婚を決断できなかったかというと、それは結婚するまでの経緯にありました。
夫の熱烈なプロポーズを受け親の反対も押し切り、自分の育った北海道から東京に駆け落ちのようなかたちで出てきたMさん。夫の不満を両親や地元の友達には言いづらかったのです。絶対に幸せになると言って出てきた手前、離婚をするなんてプライドが邪魔して言い出せなかったそうです。
その上、大学卒業後すぐに結婚したので、離婚後に就職ができるのか、自分だけの力で子ども達を育てられるのか自信が持てなかったのです。

 

つづき▶【後編】では、Mさんがこれまで「離婚できない」とぎりぎりのところで踏ん張り続けてきた結婚生活を根底から見直すことになるような、夫に人の心があるとは思えない所業が!__▶ ▶ ▶ ▶ ▶

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