イライラして仕方ない!順風満帆な仕事とは裏腹に夫婦仲はすっかり冷え切って【子宮頸がん日記#7】(前編)
40歳元ファッションスタイリストの子宮頸がん闘病記。子宮頸がんになるまでの経緯や治療法、その時々に思ったことや女性としての生き方などを包み隠さず綴ります。
【連載 子宮頸がん日記#7】前編
好調な仕事と反比例して冷え切っていく夫婦仲
毎月生理2、3日目には大量出血するも、オリジナル経血ショーツや月経カップを駆使してなんとか乗り切っていました。
生理って来ないと不安になるけど、とりあえずどんな形であれ、来たら来たで安心してしまうんですよね。(私の場合妊娠しているという不安は皆無でしたが……)
次男が2歳、長男が4歳になったころ、自身が運営するファッションブランド「roomIVY」もますます忙しくなってきました。通販での個人注文対応に加え、各セレクトショップへの対応、バリ島の店舗対応など、いくつ体があっても足りないほど。
いくら多忙でも夫婦で協力しあって乗り越えられるならまた違ったのかもしれませんが、わが家の場合、夫の協力など期待できません。
一度、バリの街中で「roomIVY」の商品を着ている外国人女性に遭遇しました。
リアルな声が聞きたかったので、オーナーであることは伏せて(意地悪い……?笑)声をかけてみたのです。
私:あなたのドレスとっても素敵!
彼女:ありがとう!このお店はスミニャックの裏路地にあるんだけど、すごくかわいい服がいっぱいで、きっとあなたも気に入るわよ!
私:でしょうね。私はそこのオーナーだもの。
というやり取りをしたことがあったのです。
彼女が購入してくれたことも、お店を他人におすすめしてくれたこともすごくうれしくて、やりがいってこういうことを言うんだなぁ。とルンルンで帰宅。
夫との仲は冷え切っていましたが、その時はうれしすぎてハイテンションのままその出来事を話したら
「だからなに?ただの自慢?私はすごいでしょ!って言いたいの?」と冷たい一言を返されました。
あぁ。私は、自分の幸せやうれしいことを夫に話すことも、喜びを共有することもできないんだなと。
そこから、夫に対して完全に心を閉ざします。
夫婦の会話は無くなり、同じ家の中にいてもLINEのみで連絡を取り始めるようになったのです。
飲まなきゃやっていられない!イライラが加速して
夫は同居人。と割り切ったものの、やはり不仲の夫が家に居るのはイライラしたり、ストレスを感じたりすることもありました。特に長男は4歳になっても意思疎通が難しく、癇癪を起すことも多々。そのため、夜19時には寝かしつけて毎晩一人で晩酌をするのが唯一の楽しみになっていました。
特にイライラするのが生理前。夫に対してイライラするのはもちろんのことですが、言うことを聞かない子どもに当たってしまうこともありました。
イライラするだけではなく、自分の置かれた環境が不幸に思えて、まだ独身でバリバリ仕事をしている友人たちを羨ましく思ったり、仲良し夫婦をうらやんだりして、なんで私ばっかりこんな目にあうんだろう……、もう何もかも嫌だ!とネガティブな感情になったりも。
そんな鬱々とした状態から抜け出そうとお昼からお酒を飲むこともありました。でも、お手伝いさんにはお酒を飲んでると思われたくなくて、水を飲んでるふりしてウォッカソーダを飲んだり……。
これらのイライラやストレスの要因とはいったい?
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