「特別な存在」になることを夢見ただけなのに……。相手に尽くしすぎて婚期を逃した女性の悲哀

2024.01.28 LOVE

不倫にのめり込むあまり、友人に心配され……

「彼、多分『行き当たりばったり』の人なんじゃない? 単身赴任先で、たまたまあなたがいたから不倫をした。親が入院したけど、家族が何らかの理由で付き合ってくれないから、あなたを同伴で付き合わせた。そんな感じだと思うの」

恵子の言葉に対し、尚子さんは大変傷ついて「どうしてそんなこと言えるの? 彼と会ったことがないのに、そんなことよく言えたよね!」と言い返したそうです。

 

しかし、恵子は顔色ひとつ変えずに、まっすぐ尚子さんの目を見てこう伝えたそうです。

「尚子。責任感のある人なら、30代半ばで出会った女性とズルズル不倫なんて続けないわよ。あなたのことを思っているなら、婚期を逃さないように別れると思うの」

 

恵子の言葉に、尚子さんは思わずハッとしたそうです。気づけば、尚子さんはすでに40代前半。今から婚活したところで、思うような人とは巡り合えないことでしょう。しかも、今不倫中の彼のようにミステリアスで魅力的な雰囲気の人とは……。

 

「あとね。彼、多分人の誘いを断れないタイプでもあるんじゃない? もしかしたら、寂しがり屋でもあるかもしれない。
単身赴任先のアパートに、あなたが隣県から一生懸命通ってくれて、かいがいしく面倒見てくれる。そりゃ、彼からすればラッキーよね。自分で何もしなくても、奥さんのように面倒見てくれる人がいるんだもの。彼も『楽』と感じているなら、そのまま関係をズルズル続けるんじゃないかしら。もちろん、あなたの将来のことなんて全く考えていないと思う」

恵子の言葉に、尚子さんは思わず「そ、そんな……」と狼狽えたそうです。
すっかり涙目の尚子さんに対して、恵子は「幸せになりたいなら、都合よくあなたを使う人じゃなくて『尚子のために、動いてくれる人』を選ばなきゃ」と、きりっとした口調で伝えました。

その言葉を聞いて、尚子さんはすっかり目が醒めたそうです。

 

 

彼と別れ、「自分と向き合ってくれる人」を探すことに

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思い起こせば、不倫相手のほうから「隣県」にいる尚子さんの元へ来ることは一度もありませんでした。それどころか、隣県にいってからの彼は連絡してもすぐつながらず、イライラさせられることもあったようです。

また、アパートには他の女のものと思しき衣類を見かけることもしばしば。それを指摘すると、彼は「嫁が来た」としか言わなかったのですが、もしかしたら他にも女性がいたのかもしれません。

 

尚子さんはこの後、彼に「もう関係を解消しましょう」とLINEで連絡。彼からも「そうですね。お互いに、幸せになりましょう」と淡白なメールが届いたそうです。おそらく、彼ももう尚子さんに冷めていたのでしょう。

彼と別れてから、尚子さんは結婚相談所に入会。残念ながら「いいな」と思う人とは巡り合えないものの、自分としっかり向き合ってくれる人と今度は絶対に幸せになろうと、心に誓ったそうです。

 

女性は、自分が「いいな」と思う人と出会うと、彼を手放したくないからと、つい尽くしてしまうもの。尽くす女性の心理には「自分も尽くした分、彼に愛されたい」という気持ちも少なからずあることでしょう。しかし、あなたが尽くしたところで何の見返りもないという悲しいケースも相手によってはありえます。

尚子さんのような「既婚者子持ちで、その場の感情で『不倫相手』と付き合ってしまう相手」と不倫した場合は、相手も不倫相手の未来など真面目に考えていないことも多いです。そのため、どんなに相手へ尽くしても時間ばかりが搾取されることになりそうですね。

大切にされたい、幸せになりたいなら、あなたの時間を搾取する人ではなく、きちんと向き合って「尽くしてくれる人」を選ぶことが大切と言えるでしょう。

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