「さんげんすいけけい」?「やまはらみずにわとり」ではもちろんありません。「山原水鶏」の読み方、知っていますか?【漢字クイズ】
「ヤンバルクイナ」です。
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【漢字解説】
「山原水鶏」は以下のような特徴を持った鳥です。
クイナ科の鳥。全長約30センチ。顔は黒く、上面は緑褐色、下面は黒と白の横縞模様で、くちばしと脚が赤い。飛翔力はほとんどない。沖縄本島北部の山林にすむ特産種。昭和56年(1981)新種として記載。天然記念物。
出典:小学館 デジタル大辞泉
ヤンバルクイナは沖縄県に生息する希少な野生動物で、その名前は沖縄方言で「山原」(やんばる)と「水鶏」(くいな)から来ています。つまり、山原地域に生息する鳥を指す漢字です。
ちなみに、「水鶏(くいな)」は以下のような鳥です。
1 クイナ科の鳥。全長29センチくらいで尾は短い。背面は茶褐色で黒い縦斑があり、顔から胸は青ねずみ色。冬に湿地や水田でみられる。冬くいな。
2 ツル目クイナ科の鳥の総称。スズメ大から小形の鶏大のものまで約130種が世界中に分布。日本ではクイナ・ヒクイナなど11種が知られる。詩歌にとりあげられ、鳴く声を「たたく」といわれるのは夏鳥のヒクイナのこと。出典:小学館 デジタル大辞泉
「水鶏(くいな)」もまたほとんど飛ぶことがなく、歩いて移動する鳥です。古典文学にも登場する鳥で、日本では古くから親しまれてきました。
一方、ヤンバルクイナは日本国内では沖縄県のみに生息しており、数が非常に少ないことから絶滅の危機に瀕しています。
参考文献:クイナの特徴、分布、生態、写真をご紹介します。|目に見えるいきもの図鑑
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