「好きになってはいけない人」を好きになってしまったあなたへ【暮れの酉】〈3/4~3/10〉今週の占い【鳳凰数術】

「好き」は強欲な感情である

相談者さまのおっしゃるように、未来のない不毛な恋には早く終止符を打った方がダメージは少なくなるでしょう。そうしたくてもできないというご相談ですが、感情の暴動を止められるのは理性だけです。何度も、何度でも、理性が言い聞かせるしかないのです。

そのためには「好き」を美化してはいけません。相手を「好きにしたい」という強欲な感情であることを認めましょう。美化してしまうことの危険性は、妄想のストーリーを作り上げて現実が見えなくなることです。

身近な人間に対して「推し」という言葉を使うのもやめた方がいいです。推されることを仕事としてやっているアイドルなら笑顔で受け入れられることも、一般の人からすれば重荷になったり、不快に思ったりすることだったりします。

もし、その恋の向かう先が愛なら、自分の激情が相手も関係性も傷つけるものだと何度も何度も言い聞かせているうちに、理性のブレーキの力は強くなっていくはずです。恋が奪うものなら、愛は与えるもの。愛する相手を傷つけたくないという気持ちが感情の暴走を止めてくれるはずです。

 

相手の幸せを願うことが愛。愛する相手を不快にしない、気を遣わせない。相手が負担に思う領域には足を踏み入れないことです。自分のふるまいが、好きになってほしいからやっている行為なのか、純粋に相手のためにやっている行為なのかを冷静に見極めましょう。恋心の押し付けは拒否されて終わることが多いですが、愛は関係性を長続きさせます。好きになった人とずっといい関係でいられる道を選びませんか。

もうひとつ。かつてない「渇き」があなたを激情へと導いているのなら、その状況を別の方法でなんとかしてあげたほうがいいです。相談者さまはご主人との関係がギクシャクしたことでぽっかりあいた心の穴を、不毛な「好き」で満たそうとしているように見えます。アイドルやアーティストの推しを作ったり、趣味に没頭したり、ほかの「好き」で渇きを癒してください。心の穴が埋まれば、制御不能だった激情も力を弱めてくるんじゃないかなと思います。

激情を理性で飼い慣らすのは、経験を重ねた大人の女性にしかできないこと。
女として欲されることを求めるのはやめにして、愛に満ちた穏やかな関係性を丁寧に育んでいく。それが、年齢を重ねるにつれ人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。
▶▶次は、今週の占い。運を引き寄せる開運アクション!!!

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