
屋外で立ったまま求め合う…。イケメン上司との不倫に溺れた女性行員の末路は (後編)
山の中腹で、彼は車を止めました。「見晴らしがすごくいいんだよ」と言って車を降りると、確かに背後には山で、遠くには海が広がっていました。
不意に後ろから彼が抱きしめてきました。『ねえ。僕の性癖の責任とってよ』という消えるような声に、彼女は心が締め付けられるような喜びを感じました。「エリートのお坊ちゃんが、私を求めている。そして私のせいで、ゆがんだ性癖になった」と。
アカネさんは彼の欲求に答えました。幸いその日は初夏のような暖かさで、外で立ったまま、2人は求め合いました。「金持ちの住むエリアで、いけないことをしている」という背徳感に、彼女は溺れていきました。彼も同じく興奮していたのか2人は目をまっすぐ見つめ合ったまま、あっという間に頂点に達しました。
車に戻った後、彼は「この山ひとつ保護するのに1年間で1,000万くらいかかるんだって」と言いました。アカネさんは「山の保護よりも私の心を守るために使ってほしい」と思い、直後に自分の心の汚さに後ろめたくなりました。すると何かを察したのか、彼は信号で停まったタイミングで、軽くキスをしてくれました。
『大丈夫だよ』と彼は言います。『僕は今まで、たくさんの行員の人を見てきた。誰もが羨むような生活をしているように見えて、パートナーが浮気性だったり、子供がうつ病だったり、音信不通だったりするんだ。人生、帳尻があるようにできているんだよ。少なくともアカネさんは、家庭はうまくいっているでしょう。仕事の方はそこそこで、家庭と仕事合わせて100点でいいんじゃないの』と。
他の人に言われたら腹が立つ言葉ですが、不思議と彼の言葉は彼女の中にスッと入ってきました。どこか寂しそうに笑う彼の目が印象的でした。
そして翌日……衝撃の情報が 次ページ
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