世界各国で神聖化されているよ。「鰐」の読み方、知っていますか?【漢字クイズ】

2024.07.01 QUIZ

 

「ワニ」です。

 

 

【漢字解説】

 

「鰐」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。

 

ワニ目の爬虫(はちゅう)類の総称。現存するのはアリゲーター・クロコダイル・カビアルの3科約30種類。東南アジア・インド・アフリカ・中国・アメリカ・オーストラリアに分布。爬虫類中最も高等な体制をもち、形はトカゲに似て長大、8メートルに達するものもあるが2メートルもないものもある。体は角質の鱗でおおわれ、尾は側扁し、水中進行の用をするとともに、獲物をたたく武器となる。

出典:広辞苑 電子辞書第六版 岩波書店

 

鰐は熱帯産の爬虫類のため日本には生息していませんが、この生物をドキュメンタリー番組などで見たことがある人も多いはず。大きな口を開けて、川を渡る動物や水辺の鳥を食べる姿には衝撃を受けますよね。

 

世界には鰐を神聖化している国も多くあります。南洋では鰐をトーテムとしており、舟や水を支配するという伝承もあります。また、古代エジプトの人びとは「セベク」を崇拝していました。セベクはナイル川とそこに住むワニを神格化した神。鰐の頭を持つ人の姿として描かれることが多いそう。

 

「鰐」の解字

 

形音。魚+咢(音)。

出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版

 

日本には生息しない鰐ですが、鰐は絵本の主人公としてよく登場します。

 

・大塚健太 (作)、うよ高山(絵)『ワニはどうしてワニっていうの?』

・ねじめ正一 (作)、コマツシンヤ(作)『ゆかしたのワニ』

・みやざきひろかず(作・絵)『ワニくんのふしぎなよる』

・内田 麟太郎(作) 、高畠純(絵)『ワニぼうのこいのぼり』

・陣崎草子(作)『おむかえワニさん』

 

みなさんの知っている絵本はありますか?

お子さんと一緒に読むのもおすすめですが、大人が読んでも楽しめるはずです。

 

※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)

※参考文献:荒俣宏『普及版 世界大博物図鑑 2 魚類』、かみゆ歴史編集部『ゼロからわかるエジプト神話』

 

 

◆漢検受検級の目安チェック | 日本漢字能力検定 (kanken.or.jp)

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