
世界各国で神聖化されているよ。「鰐」の読み方、知っていますか?【漢字クイズ】
「ワニ」です。
【漢字解説】
「鰐」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。
ワニ目の爬虫(はちゅう)類の総称。現存するのはアリゲーター・クロコダイル・カビアルの3科約30種類。東南アジア・インド・アフリカ・中国・アメリカ・オーストラリアに分布。爬虫類中最も高等な体制をもち、形はトカゲに似て長大、8メートルに達するものもあるが2メートルもないものもある。体は角質の鱗でおおわれ、尾は側扁し、水中進行の用をするとともに、獲物をたたく武器となる。
出典:広辞苑 電子辞書第六版 岩波書店
鰐は熱帯産の爬虫類のため日本には生息していませんが、この生物をドキュメンタリー番組などで見たことがある人も多いはず。大きな口を開けて、川を渡る動物や水辺の鳥を食べる姿には衝撃を受けますよね。
世界には鰐を神聖化している国も多くあります。南洋では鰐をトーテムとしており、舟や水を支配するという伝承もあります。また、古代エジプトの人びとは「セベク」を崇拝していました。セベクはナイル川とそこに住むワニを神格化した神。鰐の頭を持つ人の姿として描かれることが多いそう。
「鰐」の解字
形音。魚+咢(音)。
出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
日本には生息しない鰐ですが、鰐は絵本の主人公としてよく登場します。
・大塚健太 (作)、うよ高山(絵)『ワニはどうしてワニっていうの?』
・ねじめ正一 (作)、コマツシンヤ(作)『ゆかしたのワニ』
・みやざきひろかず(作・絵)『ワニくんのふしぎなよる』
・内田 麟太郎(作) 、高畠純(絵)『ワニぼうのこいのぼり』
・陣崎草子(作)『おむかえワニさん』
みなさんの知っている絵本はありますか?
お子さんと一緒に読むのもおすすめですが、大人が読んでも楽しめるはずです。
※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)
※参考文献:荒俣宏『普及版 世界大博物図鑑 2 魚類』、かみゆ歴史編集部『ゼロからわかるエジプト神話』
◆漢検受検級の目安チェック | 日本漢字能力検定 (kanken.or.jp)
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