「鯉」の音読み、知っていますか?「こい」じゃないよ。【漢字クイズ】
「リ」です。
「鯉」の解字
形音。魚+里(音)。
出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
ここでは、「鯉」(リ)を含む言葉を紹介します。
・鯉魚(リギョ)
鯉(こい)の字義
・鯉魚風(リギョフウ)
陰暦9月の風、秋風
・鯉書(リショ)
手紙。鯉の腹の中から白絹に書かれた手紙が出てきたという故事による
・鯉庭(リテイ)
子が父の教えを受ける所。家庭教育の場所
・養鯉(ヨウリ)
鯉を養殖すること
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日本人と鯉のつながりは?
色鮮やかで、美しい斑点の錦鯉は日本が世界に誇る鑑賞魚です。外国人にも「NISHIKI GOI」で通じます。錦鯉は江戸時代に新潟県中越地方の集落で誕生。錦鯉は同県で今でも盛んに飼育されており、令和4年には「世界錦鯉サミット」が開催されました。
江戸時代、鯉釣りは下級武士の内職や食を目的として行われていました。明治時代になり釣り堀ができると、庶民の間でも趣味として楽しまれるようになります。
鯉と聞いて、「こいのぼり」を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。魚が空を泳ぐようにたなびくこいのぼりは力強くも、美しいですよね。こいのぼりは江戸時代に武士階級から始まりました。鯉の滝登りの故事と男の子の成長や出世が重ねられています。
現代では、関東エリアの人にとって鯉を食べる習慣はあまりないでしょう。しかし、京都府や滋賀県には鯉料理を出すお店が多くあります。
※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)
※参考文献:山本和由『鯉釣り』、松沢陽士『錦鯉を創る: 新潟から世界へ』、竹内誠(監修)『雑学3分間ビジュアル図解シリーズ 徹底比較 江戸と上方』
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