セックスレスで「婚外恋愛」に走るのはナゼか⁉ トキメキで体は若返る、という真実【専門医に聞きました】
触れ合うことで幸せホルモンが分泌される
モナリザタッチ®の施術を受けるに来る患者さんのなかには、「彼氏ができたから」「再婚することが決まって」といったパートナーとのセックスライフに向けて、腟周りのケアを目的に受診される方もいらっしゃいます。
日本はセックスレス大国と言われ、とくに女性は更年期を過ぎると性欲もなくなり、セックスなんて面倒くさいと思う女性が多いのが現実です。
ただ挿入をともなうセックスをしなくても、信頼と愛情の持てるパートナーと触れ合うことはコミュニケーションのひとつであり、癒しにもなります。触れ合うことで愛情ホルモン「オキシトシン」や、幸せホルモン「セロトニン」が放出され、安心感も得られるのです。
また、セックスの際、女性は挿入だけでなく、クリトリスの刺激でも感じることができるので、年齢を重ねてもさまざまな楽しみ方を模索してみるのも手だと思います。
定期的にセックスをしていると、腟の分泌物が増え、腟の弾力性や潤いも保ちやすくなります。
調査によると、70~80代になっても定期的なセックスを続けている方は、尿もれの頻度が少ないことがわかっています。これは骨盤底筋を使っているからだとも考えられます。健康寿命にもセックスは大いに関係していると思います。
性交痛対策には潤滑ゼリーを使って
性交痛が起こるようになってセックスレスになる人も多いと思いますが、ご紹介した処方薬やモナリザタッチ®によるレーザー治療で性交痛は軽減できます。
また、手軽に活用できるのが潤滑ゼリーです。
性交痛で最も多いのが、腟や外陰部が乾燥して潤いがなくなってくることから挿入時に痛みを感じるケースです。セックスをしない期間が長くなると痛みを感じやすくなることもわかっています。
挿入できても腟内に潤いがなければ痛みが起こり、粘膜が傷ついて出血することもあります。
潤滑ゼリーを使えば潤いをサポートしてくれ、痛みを感じにくくなります。ドラッグストアなどでも市販されているため手軽に手に入れることができます。
▶つづきの【後編】では、セックスが女性にもたらす効能について産婦人科医の視点から八田先生に語っていただきます。__▶▶▶▶▶
教えてくれたのは、
聖順会ジュノ・ヴェスタクリニック
理事長・院長
八田真理子先生
1990年聖マリアンナ医科大学医学部卒業。 順天堂大学、千葉大学産婦人科、松戸市立病院産婦人科医長などを経て、98年より父の医院を継承し、聖順会ジュノ・ヴェスタクリニック八田理事長・院長に。 2018年恩賜財団母子愛育会会長賞、19年健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)において厚生労働大臣表彰を受賞。
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