本当の自分が出せないあなたへ。【暮れの酉】〈5/6~5/12〉今週の占い【鳳凰数術】

占い好きのあいだで当たると評判の占い師、暮れの酉さん。

前半は、まるで占いに行ったあとのように、すっきりと前向きになれる占いエッセイ。今週が最終話になります。

後半は、今すぐできる「今週の開運アクション」を鳳凰数術の9タイプ別に伝授。運を引き寄せて、ハッピーな1週間を過ごしましょう♪ ▶▶▶「今週の開運アクション」

 

【暮れの酉】繊細なあなたに贈るお守りエッセイ【鳳凰数術占い】#26 

 

 

本当の自分が出せないあなたへ

 

学生時代は正義感が強くて、ダメなものはダメだと言えたのに、社会人になったら上司の顔色を伺っている自分がいる……。仲のよい友だちの前ではリラックスして屈託なく笑えるのに、ママ友の中だとオドオドしてしまう……。

「わたし、本当は、こんなキャラじゃないのに」そんなふうに感じながら過ごすことって、ありますよね。

 

ここでいう「本当の自分」は、「学生時代の自分」という過去の自分だったり、「仲のよい友だちといるときの自分」という特定の関係性の中にいる自分だったりということになりますが、果たして「そうじゃないときの自分」は「本当の自分」ではないのでしょうか。

 

西洋占星術という占いがあります。生まれた瞬間の星空の配置を「ホロスコープ」という図にして、どこにどの星があって、その星たちがどういう関わり方をしているかなどから、その人の性格や運命を読み解くものです。ここで見る「星」というのは、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10の星がメインです。

 

みなさんが雑誌やWEBで目にする「星座占い」は生まれたときの太陽の星座で占うものです。「牡羊座は積極的で行動派と言われるけれど、私はどちらかというと腰が重いほうだから当たってないかも」というように、ピンとこない人もいるかもしれません。これはなぜかというと、西洋占星術では太陽だけでなく10の星で占うので、太陽星座の示すものはほんの一部に過ぎないからです。

 

「自分の意見がしっかりある」けれど「受け身な態度」など、それぞれの星が示すものの中には、矛盾したもののも含まれます。なぜかというと、人間とはそういうものだからです。ギャグ漫画の主人公のように単純化され、デフォルメされたキャラクターでどんな場面もぶれない人なんて存在しません。「自分の意見をしっかり持っていてこうあるべきだと思っているけれど、人の目が気になって意見が言えず、結局いつも誰かの意見に従っている」という矛盾や葛藤を抱えてもがいているのが生身の人間です。星たちは私たちの持つ多様な性質を描写してくれているのです。

 

太陽星座が示すように「積極的な私」が本当の自分で、水星星座が示す「意見を言えなくて、結局、意に沿わないことを受けている私」は本当の自分ではないと考えているのであれば、それは勘違いです。どの星座が示すのも、本当のあなたですから。

 

 

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