「投資はしたいけれど、お金が足りない」そんなときはどうしたらいいの? #11

物価は上がる一方なのに、毎月の給料はなかなか上がらない。今後のために資産形成してみたいけれど、いったい何をやったらベストなのかがよく分からない…。

そう迷ったときに是非読みたい!『さわかみ投信株式会社』の設立である澤上篤人さんの著作『一生安心したいから「大人女子、投資始めます」』から、今回は抜粋でお届けします。

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先生に質問:投資をしたいけど、余分なお金がありません

本物の投資には時間が必要です。時間が最大の味方です。だから、早く始めたい。けれど、余裕資金がない。また、そう簡単には収入は増えません。そういうときは、生活の無駄を省くところからやってみましょう。

 

まず第1章でも説明したように、無駄な保険に入っていないかを再確認してください。「この保険は、今の自分には必要ない」と判断できたら、躊躇なく解約しましょう。多くの人は、これだけで相当額の余裕資金ができるはずです。

 

「よけいな保険には入っていないけど、やはりお金がない」という人は、ちょっとした実験をやってみましょう。1カ月間だけ、徹底的に出費を減らし、超節約生活をやってみるのです。それも、ゲーム感覚で。面白半分で、生活コストを徹底的に切り詰めるのです。

 

帰り道にコンビニに寄ってお菓子を買っていたなら、まずは我慢する。カフェにも入らないし、外食もやめて、ランチはお弁当を持参します。洋服はもちろん買わないし、100円ショップにも立ち寄りません。今月だけは映画などの娯楽も我慢です。

 

そして1カ月後、いかがでしょうか。びっくりするほど節約できていませんか。実践した人に話を聞くと、「え、こんなにお金が余るとは」と驚きの声が上がります。今までの家計の大半は、実のところ、無駄づかいだったのです。

ここで再度、家計を見直してみます。生活実験を通して「これを我慢したのがつらかった」「人生がわびしく感じた」という項目はありませんか?たとえば「週末においしいケーキを食べるのが楽しみだったのに、やめたら元気が出ない」「月に一度の映画館通いをやめたらつらかった」など、気分的にかなり負担になった節約項目があれば、それは復活させましょう。みなさんの人生にとって重要なことなのですね。

 

でも、それ以外はばっさりと節約できるはずです。今まで、なんとなくの習慣で続けていた出費は案外と多いのです。浮いたお金で、さっそく本格的な長期投資を始めましょう。

次のページへ▶▶家族とお金についての意見が合わないときは、どうしたらいいの?

 

この記事を全部読むには

一生安心したいから「大人女子、投資始めます」

澤上 篤人 (著) 主婦の友社・刊

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