東京大学の4月の伝統行事「オリ合宿」とは?最適解がわからず、東大生が相談に殺到する1泊2日の旅

東京大学の伝統行事「オリ合宿」

4月2日の8時30分、駒場キャンパスに集まって、大型バスに乗り込みます。9時出発。我々の目的地は山中湖のほとりのロッジ。マイクを使って自己紹介をしながら、高速道路を駆け抜けていきます。

自己紹介の後は、先輩のありがたくない説法やサークル情報などを聞き、今後の大学生活への期待を膨らませることができます。

 

このとき聞いた話をひとつ。

東京大学には多くのテニスサークルがあります。お酒を飲んでばかりのインカレサークルもあれば、東大生しか入れないサークル、大会で優勝することを至上命題とし男子は経験者しか受け入れない部活のようなサークルもあります。

この男子は経験者しか受け入れないサークルの基準は大変厳しく、ぼくが昨年キャンパス内で声をかけられた際にはこんなやりとりがありました。

「きみ!テニス経験ある?」

「・・・あります」

「何年間?」

「・・・1年です」

「・・・うーん」

1年だと短かったようです。それほどテニスでの勝利に情熱を捧げるサークルですが、現在は大学内での活動が禁止されています。新入生の勧誘もできないし、テニスコートも使えない。

どうやら不祥事があったようで、大学側が上記のような処分を下しました。そういう情報は1年生にはなかなか流れてこないので、上クラとの繋がりの重要性が感じられます。

 

サービスエリアでの小休止を挟んで、バスは山梨県に入り、12時ごろからほうとう作りを行いました。

6人ずつの班に分かれて、小麦粉と水をこねたり、野菜を切ったり、汁を作ったりします。

ぼくの班は桜蔭やラサールの出身者、アメリカの高校を卒業して帰国生入試で入学した人、東京大学のFLYProgram ※ を使って5月から1年間休学予定の人など、興味深い座組でした。

※FLY Programは、入学した直後の学部学生が、自ら申請して1年間の特別休学期間を取得したうえで、自らの選択に基づき、東京大学以外の場において、ボランティア活動や就業体験活動、国際交流活動など、長期間にわたる社会体験活動を行い、そのことを通じて自らを成長させる、自己教育のための仕組みです。

 

粉だらけになりながら、ほうとうを完成させ、美味い美味いと言って完食したら、宿泊するロッジに向かいます。ぼくが所属するインタークラスでは伝統的に毎年同じ宿を使っていて、去年のオリ合宿でも使わせてもらいました。

徒歩1分のところにセブンイレブンがあって、徒歩3分のところに山中湖がある好立地で、夕飯はバーベキューができます。

 

>>>次回に続きます!_つづきは4月27日(土)11:00配信予定です。

 

 

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