モラハラ夫が「おまえはモラハラ妻だ」と主張。もう何が正しいのか、わからなくなって思考停止!

2024.05.16 LIFE

夫が鬼の形相で私を責め立てるのは、ただの八つ当たり

『結婚する前はとても優しい人だったのですが、結婚後しばらくしてから、夫が私に対して鬼のような形相で怒ることが何度もありました。夫が怒る原因はその時々によって全く違うので自分の何が悪いのか自分でもよくわからないのです。
ただ、夫に怒られるのが怖くていつも夫の機嫌を伺い、自分を押し殺していました。それだけ気を使っていても、小さなことに文句をつけては鬼の形相で怒り出す、そして私が泣いて謝る。その繰り返しでした。』

 

モラハラの人の怒りの原因は、その時々で全く違います。「前回この言葉で怒り出したのでその言葉は危険ワードだから言うのは辞めよう」と気をつけても、また別の言葉が怒りの原因になるのでいくら用心をしても無駄になります。

モラハラ夫が妻に対して怒る理由は、自分のストレス発散です。自分のイライラやストレスを妻にあたることで解消しているのです。
常識ある大人でしたら、嫌なことがあったり、納得いかないことがあったとしても、自分の機嫌は自分で取るのは当たり前のことなのです。しかし、モラハラ夫は自分の機嫌を自分で取ることができずに、自分に嫌なことがあると妻に当たるのです。
妻は自分が夫の機嫌を悪くしたのだろうと自分を責めてしまいますが、原因は妻にはないのです。これはただの八つ当たりなので、モラハラ夫が怒り出しても自分が悪いと思わなくてもいいのです。でも、目の前で鬼の形相をして怒鳴られたら恐怖でいっぱいになるのは当然です。

 

 

夫との話し合いは必ず論点をずらされる

夫が突然怒り出す、イライラを私に当たるのはなぜなのか、Yさんが色々調べた結果モラルハラスメントだと知ったといいます。
夫と一緒に暮らしているといつか自分の心が壊れてしまう。自分の心を守るために勇気を振り絞って夫に離婚をしたいとYさんは伝えました。夫は話をまともに聞き入れず、いつも通り話の論点をすり替え別の話題に持っていったそうです。でもYさんの決意の固さに話題のすり替えをしても無駄だとわかった様子。その後、Yさんの話を聞き、こんな提案をしてきたといいます。

 

夫 「俺は君を責めたり、君のせいにしたりなんてしていないんだよね。」

Yさん 「でも私はいつもあなたに責められて怖い思いをしている。もう怒鳴られるのも顔色を伺って生活するのは辛すぎるので離婚したい。」

夫 「離婚ったって君には生活能力がないじゃないか。子どもだっているのにやっぱり君は無責任だよね。」

Yさん 「子どものためにも離婚したい、実家にしばらく戻って働くから生活費も問題ないです。」

夫 「子どもが可哀想だし君のことが心配だから、俺が治せることがあるなら治すから考え直してよ。」

Yさん 「あなたが私に怒鳴らないならもう一度やり直してみます。」

夫 「俺は怒鳴った時ないけど、もし君が怒鳴っていると感じているならそれをやめるから離婚なんていうのはやめなよ。」

 

『夫は最後まで自分は怒鳴っていないと言い張りましたが、内心生活の心配もあったので夫の提案にホッとしました。』とYさん。

 

モラハラ夫と話し合いをすると、必ず夫は論点をすり替えてきます。Aの話をしているといつの間にかBの話にすり替える。Bの話からAの話に戻そうとすると、今度はCの話にすり替えてきます。モラハラ夫の特徴の一つに論点のすり替えがあります。

これは無意識のモラハラ夫の戦術であり、相手を混乱させたり、コントロールしようとする行動の一つです。論点をすり替えるには以下の理由が隠されています。

 

・自分の責任を回避する: 論点をすり替えることで、問題の核心から逃れようとします。自分が非難されるのを避けるためです。

・相手をコントロールする: 論点をすり替えることで、相手を混乱させたり、話の焦点をずらすことで、優位に立とうとします。

・自己防衛のため:話題を変えることで自分の弱点や過ちを隠そうとします。

・相手の自信喪失:論点のすり替えは、相手を混乱させ、自分が何を言っていたかわからなくし、自分に従わせようとします。

 

論点をすり替えるのはモラハラ夫の得意技なので、話題をすり替えられた場合それ以上の話し合いは無理だと早々に切り上げてください。

 

【前編】では、夫のモラハラに耐えかねて離婚を切り出したYさん。話し合いができているかのように見えて、論点をすり替えられて離婚はしないことに……。

▶つづきの【後編】では、夫は約束通りにYさんが直しててほしいという言動をしなくなり、モラハラはよくなるのか?…についてお届けします。__▶▶▶▶▶

 

 

【編集部より】あなたのモラハラ体験を吐き出してみませんか? >>>こちらから

 

 

 

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