【モラハラのターゲット】になる人の共通点とは? 気づかないうちに「洗脳までの3ステージ」をふまされてしまう!
モラハラ男性の洗脳。第一段階は優しさ、第二段階は自分の弱さを見せ同情を引く
Mさんと夫との出会いはアプリでした。アプリでの出会いには期待をしていなかったMさんですが、初めて会った時から、夫の紳士的な立ち居振る舞いにときめいてしまいまったそうです。女性をエスコートしてくれる男性なんて映画でしかみた時がなかったMさんですが、夫はそれが自然にできる男性でした。
車のドアはもちろん、お店のドアも開けてくれます。歩く時はMさんを車道側にならないように気を使い、エスカレーターでは後ろに立ってくれます。レストランの椅子はサッと引いてくれ、Mさんが座ってから夫は座っていました。食事のオーダーも好き嫌いを確認してくれて、まずはMさんの好きなものをオーダーしてくれます。ちょっと肌寒い日はサッと自分の上着をかけてくれる、買い物の後は自然と荷物を持ってくれました。そして、別れ際には「今日はありがとう」と言ってくれるのです。
『こんな理想的な男性に出会えたことに感動しかありませんでした。いつも紳士的で優しく笑顔で接してくれていた彼が、ある日「Mちゃんに話しておきたいことがある。」と自分の両親との辛い過去を話してくれました。両親に愛されたことがなく、いつも孤独だったというのです。そんな彼の話を聞いて彼のことは私が守らないといけない、彼とあったかい家庭を作りたいと思いました。』
モラハラの男性は出会った当初、モラハラとは無縁な優しく魅力的な男性を演じ、女性の心を掴みます。女性が今まで出会ったことがないような優しさ、心くばりが本当に得意なのです。そこで女性を夢中にさせ、その後自分の不幸話を少しずつ話し出します。両親から愛されていなかった、友達に裏切られた、付き合っていた彼女に浮気をされたというような話をして、自分は辛い過去があり心に傷を負っていると思わせるのです。それを聞いた女性は「この人を守るのは私しかいない」と思い込んでしまうのです。
これはモラハラが相手を心理操作をする方法です。モラハラ男性は女性と出会ってから、相手が自分の「ターゲット」になる女性かどうか、以下の条件に当てはまるのか見極めているのです。
- 反論せずに自分の言うことを聞くタイプか
- 自己肯定感が低く、嫌を言えないタイプか
- 自分が悪いと思ってしまうタイプか
- 信じやすいタイプか
モラハラ男性のターゲットにならないためには、自分が悪いと思わずに、嫌なことを嫌と言える自己肯定感の高さが必要です。
モラハラの洗脳。第3段階は否定と批判や暴言のスタート
『彼と結婚をしたのは付き合って半年めでした。早すぎる気もしましたが、彼からずっと一緒にいたい、Mちゃんがそばにいないと不安だと言う彼を安心させたいと思ったのです。彼の辛かった過去の話を聞いてから、彼を守るのは自分しかいないという思いが日に日に大きくなっていたからです。』
結婚後、Mさんの仕事は残業が多い仕事だったので、夫より帰宅が遅い日が続きました。帰宅しても妻がいないのは寂しい、明るい家に帰りたいと夫がいいうので、Mさんは仕事をやめることにしました。Mさんの職業はデザイナー。会社を辞めても、デジタル環境が整っていれば在宅でもできるデザイナーの仕事はできるので、退社後も仕事を続けていました。しかし会社員時代とくらべると顧客がたくさんいるわけでもなく、お小遣い稼ぎ程度の収入しかありません。
『それでも夫の帰宅を家で待っていられる、夫のために食事の用意も毎日できることに満足していました。もちろん夫も私が仕事を辞めたことを喜んでくれていると思っていたのですが、その頃から夫の態度が変わってきたのです。帰宅した夫に話しかけても無視、食事を見ると「これが夕食?」と呆れた顔をして言います。そして私には「稼ぎもろくにないくせに家でゴロゴロしていて、いいご身分だよね」と今までの夫とは別人かと思うようなことを言う日がありました。』
この状態はMさんの夫が徐々に妻を洗脳している段階です。モラハラ男性が妻を洗脳するにはステップがあります。
【前編】では、モラハラ夫の洗脳までの「三段階」のプロセスについてお伺いしました。
▶続きの【後編】では、モラハラ夫が妻を洗脳するまでの「4ステップ」とは? モラハラを受けている人が、人に話を聞いてもらうことで起きる心の変化とは?…についてお話いただきます。__▶▶▶▶▶
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