年収400万と500万、年間貯金額はこんなに違った!100万貯めるコツ
どうもお金が貯まらない、自分はムダ遣いばかりしている、そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか? 昇給があまりされなくなった現代において、となりの人はどのくらい貯金をしているのでしょうか?気になる統計から今日からできる貯蓄のテクニックまでご紹介します。
年収400万円の場合と500万円の場合、貯蓄できている?
年収400万円の場合、税金や社会保険料の負担を引いた手取り額は約300万円です。総務省家計調査*1によると、手取り300万円未満の勤労世帯(2人以上)の場合、「貯蓄しなかった」と回答した世帯が最も多く、42.3%でした。次に多かったのは、「10~15%未満」の18.7%で、その次が「5~10%未満」の10.3%でした。
次に年収500万円の場合をみてみましょう。こちらの場合、手取り額は約380万円になります。先ほどの統計でみると、300万円から500万円未満に該当し、最も多かったのは同じく「貯蓄しなかった」の20.0%、次も同じく「10~15%未満」の17.8%ですが、その次は「35%以上」の13.9%となっていました。
このように、統計の幅の開きがあることにも留意しなければなりませんが、年収400万円の場合は、15%ですと年間45万円、年収が500万円の場合は15%ですと57万円、35%ですと133万円になります。単純計算ですが10年後は120万円~880万円の貯蓄額の差になってしまうことが分かります。このため、年収500万円の方がやはり貯蓄がしやすい状況でしょう。
*1 8-2表<貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高 年間収入階級別、2017年1~3月期
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001187063
家計調査>貯蓄・負債編>二人以上の世帯>詳細結果表>四半期>2017年1~3月期
本当はどのくらい貯蓄できるの?
基本的には、月収手取りの10~15%を貯蓄していくことをライフプランニングなどで考えていくことが多くなっています。あくまでも貯蓄は無理なく長期間行うことが前提だからです。ですから、先ほどの統計は、2番目に多かったものとして「10~15%未満」であることは、納得できそうな結果です。
しかし、年収400万円以下の場合ですと、「貯蓄しなかった」という割合が大変多くなっていることに注視すべきではないでしょうか。これは、結局、家賃や光熱費など毎月一定額かかる固定費の費用は年収400万円の場合でも500万円の場合でもそれほど変わらない、というものが理由だと考えられます。
確かに年収が上がると広い住居へ引っ越すこともあるでしょう。しかし、年収が上がったからといって、すぐに引越しする人は少ないでしょう。年収が上がれば多少財布の紐もゆるくなるかもしれませんが、不景気な社会情勢の中でぜいたくし過ぎてしまうのは、抵抗を感じる人も多いでしょうから、ぜいたくするにもやはり限度があります。
どうすれば貯蓄できる?
このため、貯蓄するには、まず固定費を減らすことができるか考えてみるのがひとつの手段であるといえます。例えば、電気代を月々1,000円減らすだけでも年間12,000円、ガス、水道なども同じように減らすことができれば、36,000円多く貯蓄することができるようになります。月々の多少の変動だと気がつきにくいのですが、年間でみてみると差が出ることに留意してみると日々のちょっとした行動に変化が出せるのではないでしょうか。
また、そもそも年収が上がれば貯蓄できる可能性が高くなるのですから、年収を上げてしまうテクニックもあります。昇給が難しい近年、話題になっているのが副業です。
現在貯蓄できなくても、月々3万円副業で稼ぐことができれば、年間36万円貯蓄することが可能になります。副業で月々3万円稼ぐことは簡単でしょうか?難しいでしょうか?
近年は人手不足で飲食店など数時間単位で働くことが可能になっているところもあります。時給1,000円で2時間働けば、単純計算で1カ月20日40,000円になります。年間48万円貯蓄することができるようになります。
もちろん現在就業している会社が副業禁止の場合この手段は利用できませんが、そうでない場合はご自身で検討してみるのもいいのはないでしょうか。
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