「蛟」の読み方、わかるかな?古代中国から伝わる想像上の動物だよ【漢字クイズ】
「みずち」です。
【漢字解説】
「蛟」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。
(古くはミツチと清音。ミは水、ツは助詞、チは霊で、水の霊の意)想像上の動物。蛇に似て、4脚を持ち、毒気を吐いて人を害するという。
出典:広辞苑 電子辞書第六版 岩波書店
蛟は毒気を吐き、人間に害を与えると伝わっています。また、大雨を降らすという伝承も多く、水神、あるいは水神の使わしめと考えられてきました。
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「蛟」の解字
形声。虫+交(音)。音符の交は、いりまじる・よじれるの意味。からだのよじれている、みずち、または、わにの類の意味を表す。
出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
「蛟竜」はどんな生きもの?
蛟竜(こうりゅう)も蛟と同じく、想像上の動物です。雲雨に会して天に上ると、竜になるといわれています。
蛟竜は竜になる前の状態であることから、時運に際会しないで、実力を発揮できないでいる英雄・豪傑のたとえとしても蛟竜は使われています。
ちなみに、蛟竜は古代中国からその存在が伝わっています。
「蛟竜雲雨を得(う)」の意味とは?出典は?
慣用句「蛟竜雲雨を得(こうりゅううんうをう)」の出典は『三国志』です。周瑜(しゅうゆ)は劉備(りゅうび)を蛟竜に見立てて、彼について雲雨に恵まれれば、狭い池にいつまでもとどまっているような男ではないと言います。
世の中には能力や才能があっても、機会がないために活躍できない人は少なくないと思います。いつか訪れるだろうチャンスに備えるのは大切なことです。
※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)
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