「相手への “ 気配り ”ができる、素敵な女性ね」と思われる、お盆にお供えする花のマナーとは? 送るなら○○○○○○がおすすめな理由は
華やかで上品、お値段は手頃
お見舞品として花を贈る場合は、鉢植えは「根付く=寝付く」とされ、避けるべきだとされています。しかし、お供え用の花は、切花でなくてよいと一般的には考えてられています。
胡蝶蘭には大輪のものとミディ胡蝶蘭があります。大輪の胡蝶蘭はとても大きくて高さ1mくらいあります。3本立ちだと3万円くらいするので、ビジネスのお付き合いやお寺に送る場合は問題ありませんが、個人のお宅ですと気を遣われることもあるでしょう。ご家族やお知り合いに送るならミディ胡蝶蘭がおすすめです。
大きいものでも高さ70cmくらいまでですし、家の中でもかさばる感じがしません。お盆のお供えの平均単価は1万円くらいなので、手頃な値段です。とてもお世話になった方でしたら、2万円くらいのものを送ってもいいでしょう。
品種改良が盛んで、種類が豊富
ミディ胡蝶蘭は、3本立ち、5本立ち、7本立ちと種類が豊富です。さらにカラーも黄色やグリーン、白、ピンク、オレンジとバリエーション豊かで、白の花弁の真ん中が赤いものもあります。大輪でもミディ胡蝶蘭でも白の胡蝶蘭を送る人が圧倒的に多いのですが、白でも華やぎがあるのが胡蝶蘭のいいところです。お盆の場合は、色付きのものでも淡い色を選ぶのがおすすめです。
ラッピングはお盆の場合、白や茶色、グレーのラッピングに白いリボンをつけてもらうといいでしょう。お盆が過ぎても、ラッピングを外して玄関などに飾ってもらうこともできます。
お手入れが簡単
せっかくお花をもらっても、お手入れが大変だとお届け先の負担になることもありますが、ミディ胡蝶蘭はお手入れが簡単なのが嬉しいところです。ここからはミディ胡蝶蘭の手入れの方法についてお話しします。
もしミディ胡蝶蘭をもらったら、支柱を固定しているテープや紐は取り除きます。テープや紐は支柱同士をコンパクトにまとめて、輸送の時に揺れて花同士が当たらないようにするものです。支柱を抜いてしまうと花が傾くので、支柱はそのままにしておいてください。
お盆にフラワーアレンジメントや花束を送る人が多いのですが、アレンジメントは器の中の水がなくならないように頻繁に水をやる必要があります。花束も枯れてきた花を取り除いたり、茎を切り戻したりしてフレッシュな状態を保たなければなりません。そもそも花瓶のない家庭もあります。
しかし、ミディ胡蝶蘭の場合は水やりも簡単です。2~3日に一回、それぞれの根元にコップ1杯ずつくらいの水を与えてください。鉢から取り出すと分かるのですが、胡蝶蘭には土がなく根っこが露出しています。根っこについている水滴から水を吸い上げるので、根っこが湿っている状態であれば問題ありません。根っこが乾燥してパリパリにならなければ花は生きています。もし水をやり過ぎた場合は、根腐れしないように受け皿に溜まった水を捨ててください。冬は冷たい水を与え過ぎないよう、ぬるま湯をかけるのがおすすめです。
やってはいけない、ミディ胡蝶蘭のお手入れNG集
エアコンの風が直接当たる場所に置くと乾燥してしまうので、避けてください。夏の直射日光が当たる場所も乾燥の原因になります。来年も花を咲かせるのであれば日当たりのいい場所に置いた方がいいのですが、そうでなければ乾燥して枯れてしまう恐れがあるので、さんさんと陽が降り注ぐような屋外には置かないでください。室内であればどこに置いても構いません。お盆でお供えする果物からエチレンガスが出て花に悪影響がないか気にされる方がいらっしゃいますが、密閉した箱の中で一緒にしない限り、室内で並べて置いても問題ありません。
ミディ胡蝶蘭でしたら、離れたお届け先にも宅配便で発送できるので、好きな花屋さんで注文して届けてもらうことができます。手入れが簡単なので、お届け先の方の手を煩わすことがないのも魅力です。白のミディ胡蝶蘭は華がありながらも白い花弁が上品で、故人を偲ぶのに相応しい花と言えるでしょう。お盆のお供えにはアレンジメントや花束が人気ですが、ぜひミディ胡蝶蘭も選択肢に加えてみてください。
青山花茂本店は、1904年に東京・表参道に創業。宮内庁御用達の生花店として知られる。
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