【インタビュー】「人生のおり方」を考えたら、お金のかからない「リスキリング」だった。FP・サバンナ八木さん(後編)
――最後に、40代・50代女性にもっとも読んでほしい項目を教えてください。
「びっくりするぐらい自分で自分をほめる」ですね。女性は、家事や育児をほぼ一人でやっている人が現代でも多い。なのに、仕事としての対価を得にくいですよね。料理して掃除して洗濯して、子どもが危険な目に合わんか四六時中、目を配らせているのに。だから、「自分、めちゃくちゃ頑張ったやん」とほめてください。
まじめな人ほど、なぜかダメなとこに目がいくでしょ。肌が荒れたとか、少し太ったとか、ママ友は動画で稼いでいるのに自分は稼ぎがないとか。人と比べて自分を卑下しないで、「私はすごい」と胸を張ってほしい。たまに昔の写真を見て、自分が主役のヒストリーを振り返って「ようここまできた」とたたえてほしい。ぴったりのBGM付きでね。
<<【前編】ほとんどのことは「見栄」、「何を大事にするか」で幸せに。
なにが幸せか、自分で選択できるか。40代・50代は精神的な「人生のおり方」の練習、将来のための準備をする期間。サバンナ八木真澄が「お金と幸せ」の真理を説く、読みやすいビジネス書。
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■サバンナ 八木真澄(やぎ ますみ)
1974年生まれ。京都府出身。立命館大学産業社会学部卒業。94年に学生時代の後輩・高橋茂雄とお笑いコンビ・サバンナを結成。「ブラジルの人聞こえますか~!」など1000個以上のギャグを持ち、柔道2段、極真カラテ初段の筋肉芸人としても活動するなど、テレビや営業で活躍中。2012年に結婚し、2児の父となる。長年日記やイラストなどを書き留めており、著書に『まだ見ぬ君へ』(幻冬舎よしもと文庫)、『未確認生物図鑑』(ヨシモトブックス)などがある。23年には、2級ファイナンシャル・プランニング技能士とアフィリエイテッドファイナンシャルプランナー(AFP)の資格も取得している。
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