台風・停電・地震の被災エリアでは「家庭用ポータブル電源」の人気が急上昇中?「あるとできること」を能登での被災から聞きました

2024.09.19 LIFE  [PR]

Presented by Jackery

こんにちは、シナリオライターの藤本透です。私は石川県輪島市の、珠洲市と隣接する東端エリア、町野町(まちのまち)の出身です。

 

本年の元旦に発生した能登地震では実家が全壊し、両親と帰省中の妹は3週間にわたり避難所生活を送りました。実家の近隣は見渡す限り倒壊し、家族も一歩間違えば家屋の倒壊に巻き込まれて命を落としたかもしれない事態でした。その経緯をオトナサローネでご紹介しました。(リンク

 

毎年9月は防災月間です。8月だけでも、8月8日に宮崎地震、8月22日に台風10号が発生するなど、天災のない時期がないのが日本の現状です。ここで改めて能登地震の「教訓」をまとめ、防災に必要な心得のお話をさせてください。

 

能登で絶対的に必要だったもののうち、代表的な「盲点」と「最重要品」

日本のあちこちで大きな地震が起きますが、能登半島地震の特徴は、その被害の大きさもさることながら、半島という特性上、能登へ行く道の大動脈である「のと里山海道」や「国道249号」など、多くの道路が寸断され、たくさんの集落が孤立した点でした。

 

町野町のうち、私の出身地区では9割の家屋が倒壊するという甚大な被害を受けました。多くの人が避難生活を送ることになりましたが、道路の寸断で陸路からの物資搬入が困難を極めたことから、物資不足に悩まされました。

 

その中でも、支援の重点品ではないため供給されるまで時間がかかってしまい、「日頃から多めにストックしておけばよかった」という声がよく聞こえてきた代表的な3つの盲点から今回のお話をスタートします。

 

まず、1つめは衛生品類。小さなお子さんや介護に必須の「おむつ」「おしりふき」。女性ならば「おりものシート」「生理用品」。さらに、ペットを飼われているご家庭では「ペットフード」「ペットシート」でした。

 

発災時はどうしても水や食料などの「生きるための支援」に重点が置かれるため、これらの支援は届きづらかったのです。おむつも生理用品も、ギリギリまで粘ってから交換するなど、みなさまかなり苦しい状況で耐え忍んでいらっしゃいました。ペットは避難所に入ることができない場合も多く、発災からしばらくの間は、車中や倒壊しかかった家で過ごす方がほとんどでした。

 

2つめ、キャッシュレス時代ですが、「小銭」も準備が必要でした。町野町は発災時から長く通信が出来ない状況にあり、町内唯一の公衆電話に長蛇の列ができました。この時も小銭の持ち合わせがないなど、苦労される方が見受けられました。

 

3つめ、お腹を満たす食べ物は供給が入ってくるものの、心を落ち着かせるような「甘いもの」や、コーヒーや紅茶などの「嗜好品」が手に入るまでには、かなりの時間を要しました。非常用の持ち出し袋に、長期保存のビスケットや乾パンを入れるのもよいですが、ぜひ普段から食べている好きなものをローリングストック形式で入れておくとよいと思います。

 

災害でもっとも必要なのは水、次いでトイレ。だが、その裏で盲点になるのが「電気」

水やトイレの備蓄は自治体でも行われており、一時孤立状態になっていた町野町も、どうにかその備蓄や山水をやりくりしてしのぐことができました。今回の地震で大きな盲点だったのは、「電気」だったと現地の家族は言います。

 

「1月は日が暮れるのも早く、16時になれば辺りは真っ暗になります。明かり代わりになるのは、避難所で使われていたストーブのみ。自宅で避難生活を送る方は、それすらなく、懐中電灯もあとどれだけの間停電しているかと考えると、使うことができませんでした。電波が入らないため、携帯の充電の消耗も早く、時間の経過すらわからない……そんな夜を長い間過ごすことになってしまいました」

 

これは伝え聞いた言葉です。

 

応急的に発電機が主要避難所に設置された1月10日、照明がともった体育館では大きな拍手が起こりました。それだけ、明かりというものはみなさんの希望になったことと思います。

 

電気が使えるというだけで、たくさんのことができるようになります。携帯の充電ができれば、電波の状況にも左右されますが、家族や友人に連絡を取ったり、情報を得ることもできます。

 

また、日本に於いてはどうしても、季節ごとの気温ハードルも見逃せません。今年のような猛暑ならば熱中症が多発することは想像に難くありませんが、真冬なら電気毛布が、真夏なら扇風機が命をつなぐ境目になる可能性もあるでしょう。

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意外な盲点。水、トイレは自治体がある程度備えても、電源は「各自の備え」に任される

Jackery ポータブル電源 600 Plus サンドゴールド

携帯の充電だけなら、いわゆるモバイルバッテリーで足りると思われるかもしれません。しかし災害時は、通信が断絶しなかったとしても、アクセスが集中し、電波が非常に不安定になります。電波が弱い、あるいは圏外の状態になると、携帯電話は自動的に電波を捉えようとしますので、充電の減りが普段よりも進みやすくなります。

 

たとえ通信がある程度安定していたとしても、今度は家族や友人知人からの安否確認が頻繁に届くため、充電はどんどん減っていきます。このように、平時の状態とは異なる減り方をするため、モバイルバッテリーだけでは足りないことも充分に考えられます。

 

さらに、家族がいる場合は、家族の人数分のモバイルバッテリーが必要になります。緊急時に全員が、充電済みのバッテリーを持ち出せるとは限りません。このような経験を経て、被災した人たちからは「ポータブル電源の用意をすればよかった」という声が挙がりました。

 

ここで私が編集部から紹介を受け、本稿を書くことになりました。説明いただいた中で「これなら家族が言っていたニーズと合致する」と選んだのが、Jackery ポータブル電源 600 Plus (サンドゴールド)、Jackery ポータブル電源 2000 Newの2タイプです。品番の600、2000などの数字はほぼ電源の容量と比例し、2000の場合は2042Whの超大容量に加えて、定格出力2200W(瞬間最大4400W)の出力。600は定格出力800W(瞬間最大1600W)、容量632Whです。

 

詳しくご説明しましょう。

 

Jackeryとは、2012年にアメリカ・カリフォルニアで誕生した、グリーンエネルギーをあらゆる人に、あらゆる場所で届けることをミッションとしたブランド。ポータブル電源とソーラーパネルの世界累計販売台数が400万台を突破し、業界トップクラスです。

 

カリフォルニアという土地柄でしょうか、Jackeryはそのデザインセンスのよさも魅力のひとつ。Jackery ポータブル電源 600 Plus サンドゴールドも、デザインとベージュ色というカラーが気に入りました。これならリビングに置きっぱなしでもインテリアを邪魔しませんから、普段から使い慣れることができます。後述しますが、私はこれら防災用品は「普段からなるべくよく使っておくこと」が重要だと考えるに至りました。

 

Jackery ポータブル電源 600 Plus サンドゴールドは中容量タイプですが、携帯電話は約24回充電でき、電気毛布なら約8時間使用できます。800wまでを目安とする家電製品も使用可能、炊飯器は消費電力150Wとして1時間ほど使用できますので、早炊きならば1回は炊飯が出来ることになります。

 

携帯電話の充電に着目してみますと、3人家族ならばそれぞれが約8回ずつ充電できることになります。1日に2回充電すると考えても、4日間はどうにかもたせることができます。ただ、それは携帯電話の充電にのみ使った場合で、いつ電気が復活するかわからない状態では家電はよく考えて使わなければなりません。

 

容量が大きいタイプを選べば家電との併用が現実的になります。たとえば、Jackery ポータブル電源 2000 Newという大容量モデルであれば、携帯電話の充電を約80回行うことができます。それだけでなく、最大消費電力2200Wの家電まで対応。電気ケトルなら約2時間、炊飯器なら約5.3時間使うことができます。

 

2000Newの場合、炊飯器は早炊きで約40分くらいですから、単純換算で7回は炊飯できるということになります。「もしも」の時が冬ならば、お湯が沸かせる、あたたかいものが食べられるということは非常に重要です。

 

エアコンであれば2時間ほど、電気毛布なら25時間使うことができます。重要なのは、ポータブル電源であっても充電には限りがあり、優先順位をつけなければならないということです。仮に発災から3日間を耐えようと思うと、これぐらいの容量でも充分ではありませんが、あるのとないのとは大違いであることがわかるかと思います。

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ポータブル電源は「どのくらい使えるか」普段から使い込んで慣れておくことが何より大切

Jackery SolarSaga 100ソーラーパネル(リニューアル版)とJackery ポータブル電源 600 Plus サンドゴールド

停電がどのくらいの時間で復旧するかにもよりますが、これだけでは心もとないと思われた方は、Jackery SolarSaga 100 ソーラーパネルとの併用をおすすめします。現実的に使うことを考えた場合、むしろソーラーパネルと併用する方が安心かもしれません。停電が続いていても、ソーラーパネルで太陽光を使って電源の確保が可能になるため、使用できる家電の幅が広がるからです。

 

ただし、能登での経験による注意点もあります。ソーラーパネルは太陽光が当たれば発電します。能登では倒壊に巻き込まれた屋根上型ソーラーパネル、メガソーラーなどの発火や感電の危険性が指摘されました。また、家屋倒壊とまではいかなくても、家具が倒れれば破損のほか、そもそも収納場所に近寄れないことも考えられます。

 

大規模な停電が起きるような災害時に使用することを踏まえると、ソーラーパネルの保管には「破損が起きず、いざというときすぐ取り出せる場所」を選ぶことが大切です。キャンプなどの延長線でバッテリーと一緒に自家用車の車内に収納しておくのは要注意で、真夏の自動車内は気温が最高で80度近くまで上がるため、最高許容温度45℃のリチウムイオンバッテリーの保管場所としては適しません。

 

むしろ、前述のとおり、しまい込まずに普段から室内に設置し、使い慣れておくことが重要ではと感じます。緊急時にカタログや説明書が見られるとも限りません。普段の生活で、手持ちの家電がどの使用方法・組み合わせでどのくらい使えるのか、実際に経験しておくことで緊急時に役立ちます。

 

停電などの緊急事態が発生した場合でも20 ミリ秒 (0.02 秒) 未満で電源供給をポータブル電源に自動で切り替えるUPS機能を持つため、冷蔵庫や照明などの電源に普段からポータブル電源を接続しておけば災害時も安心です。さらに充電時にバッテリーにダメージに与えずに給電もできるパススルー機能にも対応。

 

「もしも」のときにすぐに使うことができるように普段から頻回に使っておくことが大切です。購入したから安心、ではなく、使える安心をぜひ手に入れてください。頻回に使うことで、自然放電による充電の減少や、バッテリーの劣化を防ぐことができます。

 

ポータブル電源とソーラーパネルの購入を機に家族でキャンプに行ってみる、気候のいい時期の土曜の夜にベランピングをスタートしてみる、防災アイテムだけで1日暮らす「プチ避難デイ」を企画してみる、そんな「レジャーを兼ねたテストイベント」で、家族が被災時にすぐ行動できるよう訓練しておくのもいいかもしれません。

 

こうした企画はパパにお任せしてみると、もしかしてノリノリで整えてくれるかもしれませんし、家族が全員「どこに何があるか」使い方をふくめて把握していることがリスクヘッジにもなります。

>>>そのほか、どんなタイプがあるの?ポータブル電源を見てみる

被災時の心構え。「持てるもの」が負う宿命も出てくるかもしれません

町野町では、発災翌日から、周囲と連絡を取ったり、SNSで発信をしてくださる方がいました。私が知る範囲で4名ほど。その方々はポータブル電源や発電機を所持していて、どうにか電波が繋がるスポットを探してはSOSを発信し続けてくださっていたのです。

 

大変有り難いことでしたが、携帯の充電をさせてほしいとたくさんの人が集まってしまい、電源が不足するという事態に陥ってしまいました。災害時に備えていなかったものの、いざという時には、多くの方が電源を必要とされていて、救われたということがこのお話からもわかります。

 

首都圏はたくさんの方が暮らしています。先の充電回数を思い出してください。中容量タイプでは、携帯電話は約24回充電することができました。家族だけで使っていれば問題ありませんが、近所の方、友人や知人と借りに来る人が増えれば、当然電充電は減っていきます。

 

噂を聞いて借りにくる人が多くて集まることになれば、自分たちの最低限の使用量が確保できなくなってしまいます。そうならないためにも、普段から災害時の電気について情報交換をし、ポータブル電源の実際の使用について考える機会を持っていただき、ぜひポータブル電源を勧めていただければと思います。

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【編集部より】実際に、マンション暮らしの編集者が使い勝手を試してみたところ…

藤本さんから以上をご寄稿いただいた編集部は、今回の記事を構成するため、600Plus サンドゴールドとJackery SolarSaga 100 ソーラーパネルをお借りしました。1週間の試用期間は、いくつもの驚きのある貴重な体験でした。

 

まず、家に届いてセットした瞬間から「これ以降、我が家は絶対大丈夫」という無敵感がすごかった。これがあることで炊飯器が防災備蓄の中に入るし、仮に猛暑でも扇風機が使えるので熱中症リスクが減らせる。この安心感は大変なものでした。しかも、ソーラーパネルがあれば「電気がなくなること」を心配しなくていい。

 

「できないと思っていた電気の自給自足ができる」ことで、他の防災対策をどうすればいいかが急に「見えた」気がしました。電気があるなら電気ケトルを用意し、お湯で食べられる食品を多めに備えよう、まずは水の備えが問題だな。などなど。

 

ドライヤー(冷風)使用中。パネル右の数字196Wがリアルタイムの使用電力。

また、これは教育上の話になるのですが、600Plusの画面を見ることで「電気の出力がリアルタイムでわかる」ことが子どもの生活体験に多大なプラスでした。たとえば我が家の場合、扇風機(37W)と携帯電話充電が「同じくらい電気を使う」ということに私も気づいていませんでしたし、ドライヤーも冷風ならば200W前後、ですが温風にすると一気に1200Wになるため、上限800Wの600Plusでは使えず、より大容量のポータブル電源が必要。このように、目に見えないからこそ多寡のわかりにくい電力消費が体感できます。また、AC(交流)とDC(直流)両方のソケットがあることから、ソーラーパネルから入る電気は直流だが家電は交流で動いているという電気の性質も体感でき、小学生の理科の理解に大きく寄与しました。

 

当初、我が家はキャンプをしないので収納場所の確保が必要だなと感じていましたが、この600Plusとソーラーパネル100の組み合わせならむしろ日頃から家の中で使い、電気代削減に役立てることができそうとりわけ。600Plusのサンドベージュカラーはインテリアを邪魔しませんし、約300 x 219 x 197 mm と邪魔にならないサイズですから、家の中に置いて「移動させながら」使えます。重さも約7.3kgなので現実的。

 

電源がなかった位置でドライヤーをかけたり、ベランダで扇風機を使ったり。大容量の2000Newを買えば電源位置が悪くて使いにくかったダイニングでホットプレートを使った料理もできそうです。我が家にとっては「防災の備えが完璧になり、かつ家の中でこれまでできなかったことができるようになる」魔法の杖。このままソーラーパネルとポータブル電源を購入し、藤本さんのアドバイス通り日頃から使い慣れておくことになりました。

 

仕様上は、ソーラーパネル100の1枚で600Plusのフル充電が8.5時間でできるそう。おそらくそれは夏場の晴天時の直射で太陽の向きを完全に追いかけることができた場合でしょうから、半日ずつならどうか、室内からならどうか、曇天ならどうかなど、気象条件での充電効率も見ておきたい。なお、気になるポータブル電源のメモリ効果は、4000回までの充放電に対応するので、10年使っても70%の維持が保証されています。

 

災害時、電気を借りる立場ではなく、貸せる立場になる人が増えると、日本のような世界に稀なる災害王国の防災がより強靭になると思います。災害時、心のゆとりはあればあるほどいい。電気の備えが気になっている人は、風水害含め災害規模に変化が起きている今こそ備えのときです。ぜひご家族に提案してみてください。

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【今回ご紹介の商品】

■単品 Jackery ポータブル電源 600 Plusサンドゴールド 8万6000円

ポータブル電源 600Plusは、定格出力800W、容量632Wh。軽くてコンパクトだからアウトドアに手軽に持ち出せて、災害時にも頼れる一台です。

■ソーラーパネルとのセット Jackery Solar Generator 600 Plusサンドゴールド 11万9800円

 

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