「何を見ても悲しくて泣けてくる」52歳フリーアナウンサー堀井美香さんが3年以上悩まされた更年期症状とは?ホルモン値は正常、体は元気なのに…
日本で初めてシワを改善する医薬部外品「リンクルショット メディカル セラム」を発売したポーラが、「深層美」を探求する体験型イベント「Dive To Me by Wrinkle shot」を開催しました。
ゲストには、TBSで27年間アナウンサーとして活躍後、2022年にフリーランスに転身した堀井美香さんが登場。40代後半から更年期症状を感じ始め、特に激しいメンタルの落ち込みに悩まされたそうです。その時の状況と現状についてお話をお伺いしました。
【堀井美香さんインタビュー/前編】
仕事が最も忙しい時期と重なった更年期症状
――過去のインタビューなどで、堀井さんはひどい更年期症状に悩まされていたということを公表されていますが…
「はい。最初に感じたのは会社員時代です。重要な仕事を任せられるなど、自分の中でとても大変な時期に、定期的にメンタルの落ち込みに襲われることが増えてきて。のちに更年期症状の一種だとわかるまでは、「精神的にもろい人間なんだ」と自分を責めたりもしていました」
――メンタルの落ち込みとは具体的にどんなことですか?
「急に悲しくなるんです。悲しくて涙が出てきたり、すべてにおいてやる気が出ない。「なにもかも全部いや、どこも行きたくない」という感じですね」
――更年期症状だとわかったきっかけは?
「ずっと「自分が弱いせいだ」と思っていたのですが、このことを周りに話すと「それは更年期症状じゃないか」と言われました。それから紹介してもらった病院に行ったり、さまざまな対処法を先輩方から教えてもらいました。
病院で検査も受けましたが、ホルモン数値は正常の範囲内だったんです。体はめちゃめちゃ元気でした(笑)。それでも病院で処方された経皮剤を使っているうちに、少しずつ症状は落ち着いてきましたね。」
――やはりきちんと診断を受けることは大事ですね。
「そうですね。私の場合は「更年期」というタグをつけてもらったことで、すごく心が楽になりました。私だけじゃなくてみんなが通る道なんだなって。
その後も気分の落ち込みは3〜4年は続きました。今でも油断をしていると襲ってきます。でも、これまでの経験があるので、以前ほど苦しくはないですね。「今は落ち込んでいるけれど、何ヶ月かしたらまたハッピー周期に入る」というのがわかっているので、わりと冷静でいられます」
落ち込み期に備えて準備しておくべきことは?
――落ち込み期に入った時の、堀井さん流の対処法はなんですか?
「結局は仕事ですね。おかげさまでスケジュールがいっぱいなので、メンタルが落ちていても仕事には行かないといけません。実際、仕事中に笑ったりしゃべったりしているうちは平気なんですよね。
私の場合、落ちてしまうと何もやりたくなくなってしまうので、そうなる前に「やるべきこと」をたくさん準備するようにしています。ハッピーな時に仕掛けておいて、予定が入っているからやらざるを得ない、という状況に持ち込むんです。
そうやってあらかじめ決まっているスケジュールを淡々とこなして、月日が経つのを待つという感じですかね。少しずつ心の充電をチャージしながら」
――家族や周囲の協力も大切ですか?
「そうですね。でも私の場合、そういう時に言葉をかけられるのもイヤなんですよ。「大丈夫?」と心配されても「放っておいて!」って思っちゃう。それを知っているから、今は私の落ち込み期には誰も寄ってこなくなりました(笑)
家族もつかず離れずの距離感でサポートしてくれて。例えば、帰宅したら家がキレイに片付いているとか。それだけで家事がひとつ減るので、すごくありがたいですよね。直接声をかけない代わりに、少し離れた距離から気を遣ってくれるのは助かりました」
更年期症状の改善のために「大きく変えたこと」とは?
続きを読む
1 2
スポンサーリンク