【鈴木蘭々さん】85歳の母。親の介護が必要になったら…まずは「相談先」を知ること【インタビュー】
親の介護が必要になる前に、備えておきたいのは「知識」と「相談相手」
――親の介護のために、準備しておいたほうがいいことはありますか?
準備というより、知識はいろいろと入れておいた方がいいかもしれないですね。「こうなった場合は地域包括支援センターというところに行って、まずは相談して」みたいな。自治体によって違うと思いますが、「まずどこに行けばいいのか」は知っておいたほうがいいですよね。
あと、我々の年代は、上に相談することがなかなか難しい年ごろになってくると思うんです。相談できる仲間や友だちを持っておくことは非常に大事かな。支え合いって感じ。
――相談できる友だち……40代50代になると純粋な「友だち」というのも難しかったりします。
習い事とかね、いいですよ。私も48歳から新しいスタジオに通い始めて、今ヒップホップ踊ってますけど、新しい場所に行ってみると新しい縁がつながりますよね。
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別に習い事でなくても、なんでもいいと思うんです。あとは「縁の妙」っていうか、もう忘れかけていたような過去の友人が突然目の前に現れるケースもありますよね。私も仕事現場でばったり出会って30年ぶりの友情が復活している方がいます。
親の介護が必要になったとき、「なにをしたら、なにからやればいいのかわからない」という方が多いでしょう。まずは、住んでいる地域にある「地域包括支援センター」や「居宅介護支援事業所」、主治医に相談しましょう。
♪認知症や母親の老いと向き合う姿がテーマの「Mother」。
もともとは友人親子からインスピレーションを受けて作った歌で、歌詞はフィクション。
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■鈴木蘭々
1975年8月4日生まれ、東京都出身。「泣かないぞェ」「キミとボク」などヒット曲多数。2018年から歌手活動を再開。芸能生活35年を迎えた23年、初のベストアルバムを発売。基礎化粧品ブランド「NARIA COSMETICS」を立ち上げ、化粧品の開発や販売もする会社の社長という一面も。インスタグラム▶こちら、ブログ▶こちら
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