【9/16~9/22】陰で「重ねてきた努力」が実を結ぶ!「うお座の満月」【暮れの酉】
努力は裏目に出る? 幸せを遠ざける「自己責任思考」
占い師として生活をしていると、公私を問わずいろんな人の悩みごとを耳にする機会が多いものです。恋愛や夫婦生活、仕事の人間関係など、多岐にわたるご相談をお受けするのですが、大勢の方たちとお話していると「なかなか幸せをつかめない人の共通点」が見えてきます。
どんな共通点かと言うと「自分はもっとなにか頑張らないといけない!」という謎のプレッシャーに追われている人が多いという点です。たとえば「最近セックスレスなのは私に魅力がないからだ。もっと身体を鍛えないとダメだ」とか「今の上司が認めてくれないのは私が資格を持ってないせいだ。頑張って資格を取らないと」とか、なにかにつけて自分に「たりない要素」を見出して追い詰めるタイプの人たち。一見、すごい向上心があるように見えるのですが、よくよく話を聞いていると「自分が不幸なのは自分がおこたったからだ」となんでも自己責任論で生きているみたいなんです。
こういう思考をすることがいつも悪いとは言いません。セックスレスがきっかけでフィットネスに通い、それで問題が解決するパターンもあるかもしれませんし、資格を取ることで上司に認められる例もたまにはあるでしょうから。
でも、なんでも自己責任だと考えるクセをしちゃうと、見当はずれの努力を続けて問題の本当の原因を見落とし、解決からさらに遠ざかってしまうことも多いものです。セックスレスの例でいけば、じつは夫の生活習慣病がいちばんの原因で妻の体型は問題じゃないかもしれません。あるいは妻が頑張りすぎて夫のプレッシャーになっていることが原因かもしれない。そもそも問題点が1つしかないはずがないのです。
今週起こる【うお座の満月】は、見えないところで重ねた努力が実る期間だと言いました。これは言い換えれば、見当はずれの努力はストップする期間でもあります。そのため、なんでも自力で解決できると力んでいないか、まずふり返ってみましょう。「もっと幸せになるために、私はなにをしたらいいんだろう」と考えがちな人ほど用心してほしいんです。オトナサローネ世代が幸せになるのに必要なのは、0から新しいなにかを加えることじゃなくて、すでに築き上げたものに気づき、それを受け入れ活用することのはずですからね。
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