守ろうウェストライン!40代から欠かさない中性脂肪対策3つは?

健康診断で数値の異常を知ると、ショックが大きいものです。それが中性脂肪だと身体の中から中年太りが深刻化してきた目安と理解し、ぞっとするのではないでしょうか。目に見える状態から焦って始めるのではなく、まだ始まっていない今から中性脂肪対策を開始しましょう。そのほうがウェストラインを引き締める努力を必死にするより、簡単です。一気に引き締めるより、今の状態を守りながら引き締めるほうが楽に決まっています!

 

実行しやすいのは食事・調理・生活の3つ

40代からのお腹太りの原因はほぼ内臓脂肪です。これが増えると、自動的に中性脂肪とも縁が切りにくくなります。この中性脂肪の目安は内臓脂肪…つまりウェストラインから現れるのです。その対策を始めていきましょう。

 

対策のルールは3つです。

 

食事ルール 栄養バランスを整え、適切な油脂を上手に摂る。

調理ルール 油分を使いすぎない調理方法を選ぶ。

生活ルール 1日30分運動を毎日の課題にする。

 

一見、面倒そうですが、中身を理解すれば難しくはありません。また実行していけば、簡単なルールだとわかっていくはずです。

 

良い「油」を選んで栄養バランスを整える

 

中性脂肪を含めた体脂肪を落とす対策での課題は油抜きではありません。食事の栄養バランスを整えるルールの中に「油」を省くことも加えるのはNG。むしろ体脂肪を増やし過ぎないために、身体が必要とする「油」である必須脂肪酸は欠かすことができないものです。

 

必須脂肪酸にはオメガ3、オメガ6、オメガ9があります。魚に含まれる油分やクルミなどに含まれるオメガ3は脂肪の蓄積を防いでくれる油分です。オメガ3でも魚の油分に含まれるEPAは中性脂肪の数値を下げる働きがあります。

 

オメガ9は悪玉コレステロールを減らす必須脂肪酸です。オメガ9はオリーブオイルやアボカドの油分に含まれています。中性脂肪を防ぎながら、悪玉コレステロールを減らすことが40代の食事では重要な課題です。2つを抜いたら中性脂肪対策になりません。

 

たんぱく質、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維を揃え、炭水化物を中心にしないことが前提ですが、きちんと油分にも目を向けましょう。必要な油分を取ることも、中性脂肪対策では欠かすことができません。油で油を落とす感覚でいることも大切なのです。

 

油分を使い過ぎず、おいしく調理する

良い食材を選んでも、調理方法で台無しにしてはいけません。中性脂肪対策なら、基本は「煮る・ゆでる」「蒸す」となります。もちろん手軽に加熱できる電子レンジで加熱することもおすすめの調理方法です。好ましくない油分を避けることを守りましょう。

 

オリーブオイルはメリットが多く、中性脂肪対策にもおすすめの油分です。しかし使い過ぎは好ましくありません。どんなに身体に良い食材でも食べ過ぎれば、身体に支障が出る危険があるのは、オメガ3やオメガ9という中性脂肪対策に効果的な油でも同じです。

 

炒めたい場合も、食材をゆでてからであれば油を使い過ぎることがありません。ドレッシングも自分で作れば使用する油をメリットのあるものにできます。下ごしらえが面倒かもしれませんが、自分に手間をかけることと同じように調理すべきです。

 

とはいえこれからの食生活全てを厳格にし過ぎてもパンクしてしまいます。ためには羽目を外してもかまいません。毎日、羽目を外すのが好ましくないのです。ダイエット中の食事ルールと同じく、調理のルールもハレとケで変えることが40代の知恵といえます。

 

身体を動かすことは欠かせない

 

運動せずに中性脂肪対策をパーフェクトに行うことは不可能です。身体を動かす目的を今ついている体脂肪を落とすのではなく、増やしにくい身体に整えることを目的に行う気分で行うことが基本です。これはウェストラインを守るためにも効果的。

 

40代なら続けやすく、さらに内臓脂肪対策にも抜群な有酸素運動がおすすめです。1日のトータルで30分行えば充分。ざっくりいえば朝の通勤で10分、ランチタイムで10分、帰宅で10分というスタイルで効果があります。それも約1か月で手ごたえがあるはずです。

 

さらにウェストラインの引き締めを狙うなら、お腹とわき腹、背中の筋肉を引き締める運動をプラスしましょう。じわじわと無理なく行うなら、有酸素運動におすすめのウォーキングやジョギングで正しい姿勢と呼吸をキープするだけでOKです。

 

確かに年齢を重ねるごとに身体の代謝機能は鈍ります。しかし適切な運動は鈍っていく代謝をリカバリーさせる効果があるのです。また筋肉は年齢を重ねても鍛えることが可能なパーツ。鍛えておくことで中性脂肪対策をしつつ、ウェストラインも守れます。

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