
「よく噛まない人」を待ち受ける悲しい未来。「風邪をひきやすい」「すぐ疲れる」「頬がたるむ」腸の名医が教える(後編)【自律神経研究の第一人者・小林弘幸教授に聞いた】
オトナサローネ読者が、「気がついたら、体も心もオバサン化してる!」なんて状態にならないために、あらゆるヘルスケアを取材しているオトナサローネ。中でも「腸活」を大テーマとして取材を進める編集部は、一般社団法人日本美腸協会主催のトークイベント『腸の力がアップする美腸食革命』に参加し、勉強してきました。
『医者が考案した「長生き味噌汁」』や『結局、自律神経がすべて解決してくれる』などベストセラーを連発する順天堂大学医学部の小林弘幸教授が登壇。「よく噛む」ことの重要性について、お話しされていました。本企画では、噛むことと腸や自律神経の関係について解説していただきます。
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ウソでしょ!?噛むことで唾液量が増え、病気に対する抗体が増加!
オトナサローネ読者の皆さんは、「風邪をひきやすくなった」「疲れやすい」といったことはありませんか。噛むメリットの中でも、「ウィルスの侵入を防ぐ」ことを詳しく説明しましょう。
私たちの体には、「免疫グロブリンA(IgA)」という抗体が、血液中に流れています。IgAは、体内にウィルスが入ってきた際に撃退するミサイルのような役割を果たすもの。新型コロナウィルス、インフルエンザウィルスなどの感染症に対し、生体防衛の最前線で働いてくれるのです。
そんな中、IgAはコロナ禍でかなり減ったことが分かっています。唾液に多く含まれるのですが、マスク着用が常態化したことで唾液量が減り、IgAも減ってしまったと考えられています。
また、IgAは年齢を重ねるにつれて自然に減る傾向も。そのため、更年期あたりから体の健康に、さまざまな不具合を引き起こすようになるのです。
>>実際どれくらい噛めば効果が見込める!?
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