「半年前の喪服が入らない」中年太りは他人事じゃない⁉ 40・50代で急激にくる【更年期太り】
喪服がキツイ!いつの間にこんなに肉が…
梨絵さん(51歳)の体験談です。
「夫の親族に突然の不幸があり、急にお通夜に参列することになったんです」
半年前、50歳になったのをきっかけに、年相応の喪服を新調していた梨絵さん。
「お通夜までに終わらせないといけない仕事や家事で忙しくて……お通夜の当日になって初めて喪服を着てみたら、おなか周りがぱつんぱつん。きつくて苦しくて」
買ったときは余裕があったはずなのに、なんと半年で、梨絵さんのおなかやお尻周りのサイズは劇的に大きくなってしまっていたのです。
みんなの視線が痛い……
梨絵さんは焦りましたが、すでに通夜当日。
「今から新しい喪服も準備できないし。なんとか、おなかをねじ込んで、ファスナーをあげることができたものの、下着の食い込みや段々になったおなかがくっきりと目立って……」
おなかを引っ込めて、バッグで必死に腹部を隠しながらお通夜に参列しましたが、周囲の視線が気になって仕方なかったそう。
「お焼香のときも、後ろからパツパツのお尻を見られている気がして……久しぶりに会う親族たちも、私をチラチラ見ているのがわかり、冷や汗が止まりませんでした」
梨絵さんは恥ずかしすぎて、まともに故人を悼むこともできませんでした。
他人事じゃない「更年期激太り」の原因
更年期になると、「最近太りやすくなった」と感じる女性が増えます。
この「更年期太り」の原因について詳しく解説します。
1.筋肉量と基礎代謝の低下
年齢を重ねると、筋肉量が減っていきます。
それに伴い、からだが消費するエネルギー量、基礎代謝も低下してしまいます。
基礎代謝とは、運動などでからだを動かしていなくても、呼吸や体温調整など生命維持に使われるエネルギーのことです。
更年期になると、筋肉量が減りやすく基礎代謝も低下する傾向にあるため、今までと同じ生活をしていても、エネルギーが消費されにくくなり、結果として太りやすくなります。
2.女性ホルモンの減少
更年期になると、脂肪燃焼をサポートする女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。
このエストロゲンの低下が原因で、とくにおなか周りに内臓脂肪がつきやすくなります。
さらに、ホルモンバランスの乱れにより、ストレスを感じやすくなり、食欲が増してしまうことも。
▶つづきの【後編】を読む▶ 更年期太りを解消する方法は? 更年期太りにおすすめの漢方薬は?……についてお伝えします。__▶▶▶▶▶
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。 現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
【編集部より】
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