1歳のわが子が遊んでいたおもちゃから「不倫の証拠」が見つかった! しかも、芋づる式に次々発覚。いったい何人でてくる!?

2024.11.01 LIFE

偶然見てしまった昔の携帯メール

大学生の時から付き合っていたという真由美さんと豊さん。同い年で、10年ほどの交際期間を経て結婚したそうです。

「食べ物の好みや音楽の趣味も一緒で、何かにつけて共通点が多く、一緒にいて楽しい人でした。ギャンブルもせず、私以外の女性に興味がなく、お金遣いも荒くない。仕事もちゃんとしていたし、誠実な人だと思っていました。喧嘩もしたこともありません。」

 

恋人だった頃は順風満帆、二人は大学を卒業すると当然のように結婚しました。結婚後、しばらくして第一子が生まれましたが、豊さんは赤ちゃんの面倒をよく見る、いいお父さんだったと言います。

 

しかし、その後ひょんなことから浮気が発覚しました。

「子どもが1歳くらいの時、夫が使っていた古いガラケーをおもちゃ代わりに与えたんです。充電してあったので、私は、昔のメールを見てしまいました。そんなこと想像もしなかったのですが、女性とやり取りしていて、どこそこのホテルに泊まるとか書いてありました。」

まさかの夫の不貞行為。真由美さんは、突然証拠を目の当たりにして気が動転しました。とにかく話を聞かなければ気が収まりません。その日、豊さんは飲みに行くと行って外出していたのですが、すぐに電話して「戻って来て!」、と言いました。

 

携帯電話を見たことは黙っていたので、まだバレていないとタカをくくっていた豊さん。最初は、「なんで戻らないといけないんだ。今から飲みに行くのに……」と不満たらたら。

 

ひと悶着ありましたが、真由美さんの声音から、ただごとではない空気を察知して帰宅しました。

「夫に携帯のメールを見せて、『これはどういうこと?』と尋ねると、最初はダンマリを決め込んでいました。まるで黙秘権を行使しているかのように、ずっと黙っていました。でも、どう考えても浮気していることははっきりしていました。

私はだんだんヒートアップしてきて烈火の如く声を荒げました。それまでの人生で一番激しく怒ったことを覚えています。」

 

 

新しい携帯にも数人の女性の影が

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豊さんは浮気をしていたことを認めました。仕事がらみで再会したそうですが、もう終わった関係だと言っていました。

 

実は、その女性のことは真由美さんもよく知っていました。

「二人の関係は、1年前くらいに終わっていたと思います。その女性は学生時代の共通の友人で、仲が良かったのです。

夫と不倫していた時はシングルマザーだったのですが、夫は自分の友達に彼女を紹介して結婚させたんです。結婚したと知っていたので、今は終わった関係だというのは納得できました。

しかし、不倫相手を親友に紹介して再婚させるって感覚的にどうなんでしょうか。信じられません。夫は、彼女はもう再婚して家庭があるし、お互い知っている人だから何もするなと言いました。」

 

 

真由美さんは、「古い女性関係は分かったから、今の新しい携帯も見せて!」と迫りました。しかし、豊さんは全力拒否。絶対に見せようとしませんでした。

「拒否すること自体が怪しいでしょう。『他にも続いている女がいるんじゃないの?』と詰め寄ったら、私の勢いが凄かったのでおずおずと携帯を見せました。

 

案の定、数人の女性とやり取りしていたので、『これは何?これは何?』と一件ずつ尋ねました。夫の口からは携帯にない女性の名前も出てきて、勝手に自白状態。いったい何人いるのかと思いました。

結局、3、4人いたのですが、何回か会っただけで終わった女性もいたし、一緒に旅行に行ったという人もいると言っていました。子どもが生まれてからはやめたと言っていましたが、信じられるはずがありません。」

 

 

 夫の裏切りで、心の病に…

真由美さんはショックが大きすぎて、話しているうちに血の気が引き、全身冷たくなったそうです。

「まさか夫がこんなことをするとは思っていなかったし、自分の人生に起こるとは思いませんでした。女性との関係は終わっていましたが、ずっと信頼していた夫に裏切られてショックでした。一番信頼していた人に裏切られたんです。

だんだん家事もできないほど体調が悪くなり、早朝に目が覚めて、その後眠れないという不調が続きました。全然治らないのでメンタルクリニックにも行きました。先生との相性もあり3つの病院に行ったのですが、軽度のうつ病だと診断されて、1年くらい通院しました。」

 

真由美さんは、母親と義両親にも相談しました。

「私の母に怒られて夫は泣いていました。義父は私に土下座して、『息子が申し訳ないことをした』と謝っていました。

夫は両方の親から責められたので、しょんぼりしていました。でも、なぜ夫が泣いていたのかは分かりません。私には、『なんで人の携帯なんか見るんだ!』と言っていましたし、反省しているのではなく、なんでバレたんだろうと悔しくて泣いたのかもしれません。」

 

 

再構築、子育てに追われて

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豊さんは誓約書と反省文を書いて、頭を丸め、心を入れ替えると言いました。携帯にはGPSアプリを入れて、出張の時は宿泊先のホテルで寝るまで通話を繋げっぱなしにしていました。

 

離婚はしないものの、許したわけではないので、真由美さんは弁護士にも相談に行きました。

「相手の女性に慰謝料を請求できると言われました。もし離婚するならこういう流れになりますと、法的なことも教えてもらいました。でも、その時は、離婚はせずに再構築することを選びました。」

 

豊さんは仕事が終わったら飲み歩かないでまっすぐ帰ってくるようになり、子どもをお風呂に入れるなど、面倒もよくみてくれました。

「その後、二人目の子どもが生まれ、上の子は3歳になりました。夫は育休を取って、1ヶ月ほど面倒を見ていました。まだ上の子のオムツが取れていなかったし、私は子どもに時間とパワーを奪われて、すっかり子ども中心の生活になっていきました。」

 

次第に仕事が忙しくなってきた豊さん。同時に、ちょっと「あれっ?」と思わせることも増えてきました。

「急に出張に行くとかスマホにロックをかけるとか、帰りが遅い日が続くとか、少しずつ今までと変わってきたことに気がつきました。営業職なので夜遅くなるとか出張があるのは分かるのですが、回数が増えていったんです。」

 

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