「もしかして不倫してる?」女の勘に頼って、夫の単身赴任先へ! 自身が「サレ妻」となったとき、不倫解決カウンセラーが出した「最良の選択」とは
9歳年下の彼とワンナイトラブ
陽子さんは、29〜34歳までの間、福岡県で敏腕営業マンとして活躍していました。チームの数字を牽引していく営業主任。そこへ同じ会社の大阪支店に新卒で入社してきたのが文夫(仮名)さんでした。
二人は、福岡と大阪のメンバーが合同で営業活動をやる時に、大阪で出会い、顔は知っている仲でした。
「文夫さんの方が9歳年下で、立場的には部下でした。私は、当時、他にお付き合いしていいる人がいて、特に興味があるわけではなかったのです。でも、営業マンたちで海外旅行に行く時にオーストラリアに一緒に行くことになり、そこで飲み過ぎてワンナイトラブ。お付き合いが始まりました。」
文夫さんの方が陽子さんにぞっこんになり、陽子さんが34歳、文夫さんが25歳の時に二人は結婚しました。
男は、妻のせいで不倫する?
子どもも生まれて、夫婦円満だと思っていたのですが、結婚3年目の時に文夫さんが浮気をしていることが分かりました。
「私は九州の女なので、結構尽くすタイプなんです。自分で言うのもなんですが、絵に描いたような良妻賢母だと思います。
でも、たとえ良妻賢母だったとしても男性は不倫をすることがあります。13年間不倫解決カウンセラーをしていますが、男性が不倫する時の理由はそんなにありません。なんとなくしてしまったと言うことが多いんです。
女性の場合は、家庭に不満があったとか理由がはっきりしていますが、男性の場合は不満がなくても不倫します。そこに女性がいて、行為をするチャンスがあると理性に負けてしまう。あとから理由がついてくる感じです。
うちの場合、夫に理由を聞いたら、営業チームの課長になった時に、相手の女性が新入社員として入ってきたそうです。でも、彼女は仕事ができない、営業成績の悪い社員でした。相談に乗っているうちに飲みに行くことになり、そういう関係になったそうです。」
男はチャンスがあれば不倫する?
河村さんは、不倫が始まる時、既婚男性の言葉を信用しない方がいいと言います。
「夫に不倫された妻は、相手の女性から、『あなたがそういう感じだから、旦那さんが不倫するんです』と言われることがあります。つまり、妻が至らないせいで夫が不倫したと。でも、そんなことはありません。男性はさして理由がなくても、チャンスがあれば不倫することが往々にしてあります。
男性は自分をよく見せたいので、不倫するのは、奥さんがご飯を作ってくれないからとか、お小遣いが少ないからとか、モラハラされているとか、奥さんが子どもを怒っている顔が目に焼き付いて女として見られずもう無理とか、あれこれ言います。それを聞かされた女性は、たいてい信じてしまいます。
だから、相手の女性に、『あなた(妻)がそういう感じだから』と言われるのです。」
単身赴任したのが運のつき
しかし、7年間も続いた文夫さんの不倫。本気ではなかったのでしょうか。
「最初は、それほどのめり込んでいたわけではないと思いますが、本気だったようです。うちの場合、夫が福岡から大阪に単身赴任していたことが原因の一つです。
当時、私たちは福岡に住んでいたので、私と娘も大阪について行くと言いました。でも、夫は、『お金がかかる、引っ越し代金もかかる、転勤族だから、ついてきてもまた勤務地が変わる、その度に引っ越すのは大変だ』と言いました。
福岡にいても月のうち3分の2は他府県に行っているので、それじゃあ、どこに住んでいても一緒だねということになり、引っ越さないことにしました。
ところが、彼はその後の赴任先である広島の社員と不倫をしていたのです。」