とても50代には見えない「いつまでもキレイな人」の秘密って? ぜひ生活に取り入れてもらいたい「とっておき」の栄養についてお教えします!
ホルモンバランスが美容に与える影響
更年期に女性ホルモンの分泌が減少し、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが乱れると、美容にさまざまな影響があります。
1.肌の老化
エストロゲンは、肌の水分量やハリ、弾力の維持を助けます。
したがって、更年期にエストロゲンが減少すると、肌の乾燥やハリ・ツヤの低下、シワ、たるみなどの肌悩みが起きやすくなります。
また、エストロゲンは肌の新陳代謝(ターンオーバー)も促すため、減少すると、肌のごわつきやシミ、くすみなどが起こることも。
ほかにも、ホルモンバランスが乱れて一時的にプロゲステロンが優位になり皮脂の分泌が増えることで、これまであまりニキビができなかった方でも更年期には肌荒れに悩む場合もあります。
2.髪質の低下
エストロゲンは、ヘアサイクルを整え、健康で美しい髪を育てることにも役立っています。
よって、エストロゲンの分泌が減ると髪質が低下して、抜け毛が増える、髪が細くなってボリュームがなくなる、乾燥によるパサつき・切れ毛が目立つなどのお悩みにつながるのです。
3.代謝の低下
更年期に入ってから、おなか周りだけ脂肪がつきやすくなったと感じている方もいるのではないでしょうか。
エストロゲンは、脂質代謝を促して中性脂肪の蓄積を防ぐ働きをもっています。
エストロゲンが減少すると中性脂肪がつきやすくなり、おなかの脂肪が増えて、いわゆる中年太り体型になりやすくなるのです。
ホルモンバランスを整える栄養素&サプリ
以下は、更年期のホルモンバランスを整えるのに役立つ栄養素です。
1.エクオール
エクオールはエストロゲンに似た働きをして、更年期のホルモンバランスの乱れにアプローチできる成分です。
体内では、大豆イソフラボンから生成されますが、エクオールを生成できる女性は日本人のなかで50〜70%ほどです。
ホルモンバランスを整える効果を期待するなら、エクオールを摂れるサプリメントを選ぶといいでしょう。
2.大豆イソフラボン
大豆イソフラボンもエストロゲンに似た働きをしますが、作用はエクオールより弱いといわれています。
しかし、体内でエクオールを生成できる方なら、大豆イソフラボンの摂取で更年期の不調を改善できる可能性があります。
⾷品安全委員会は、食事やサプリメントでの大豆イソフラボンの摂取⽬安量を70〜75mg/⽇、特定保健用食品での上乗せ摂取上限量を30mg/⽇に設定しています。
サプリメントで大豆イソフラボンを摂る場合は、1日の上限量を超えないように気をつけましょう。
なお、イソフラボンのサプリメントを選ぶなら、分子が小さく吸収効率がよい「アグリコン型」がおすすめです。
3.亜鉛
亜鉛は、女性ホルモンの合成を助ける栄養素です。
また、亜鉛が不足するとターンオーバーの乱れや皮膚炎などを起こしやすいといわれています。
更年期の肌の不調に悩んでいるなら、女性ホルモンに似た働きをする栄養素といっしょに亜鉛を摂るといいでしょう。
ただし、亜鉛の過剰摂取は、急性亜鉛中毒や貧血、銅欠乏、胃の不調などを引き起こすことがあります。
サプリメントで亜鉛を摂取するときは、パッケージに記載されている目安量を守りましょう。
本記事では、ホルモンバランスが美容に与える影響と、ホルモンバランスを整えるサプリについてお届けしました。
関連記事「ホルモンバランスを整えるには、こちらもおすすめ。心とからだのバランスを回復させる『とっておき』とは?」で、さらなるアンチエイジングの秘訣に迫ります。
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