意外すぎる。髪が抜けてしまった私が一番困ったのは、帽子よりウィッグより「あそこ」だった【円形脱毛症体験記】#8

「美容院どうする」問題

多発型円形脱毛症になって、人前に出る方法の次に悩んだのは「髪型をどうしよう」ということでした。というのも、ヘアスタイルをアンブレラカラー、トップのみブリーチしてピンクカラーにしていたから。

 

[/hidefeed]髪型記事はこちら【脱白髪染め】からトレンドの「アンブレラカラー」、40代こそ色を楽しむ![/hidefeed]

 

仕事柄、髪型は自由がきくため、思い切ってツーブロックにしようか本気で考えました。でもツーブロックにしようが脱毛斑の全部は隠せません。ならばスキンヘッドにしちゃおうか……真剣に検討しましたが、スキンヘッドが似合う顔ではないのであきらめました。

 

なにより、美容院に行くのがためらわれました。行きたくても行けない……。

 

美容院によると思いますが、アンブレラカラーにしたのは表参道の人気サロン。また美容院は主に壁側に鏡を配置し、イスのうしろが通路になっています。ということは、人に見られたくない”ハゲ”が美容師さんだけでなく、見知らぬお客さんにも見られてしまう。「見ないよ」と言われても、「見られるかもしれない」という不安が勝ちます。「人の目」が怖いのです。

 

40代、「多発型円形脱毛症」のリアル

個室を取る。それも考えましたが、美容師さんに髪の履歴だけでなく、脱毛症の経緯を説明するのも見られるのもストレスで、髪型は放置することにしました。

 

【東京医科大学病院皮膚科 入澤亮吉先生Q&A】

Q:脱毛斑ができているとき、また、脱毛症で加療中、美容院でカラーや白髪染め、ブリーチ、パーマなどは避けた方がいいですか?

 

A:なにをしても脱毛にはまったく問題ないです。美容院に関しては、脱毛斑が1、2個の数が少ない患者さんたちは気にせずに行けるんですよ。でも、脱毛範囲が25%以上抜けているような場合は「なかなか美容院に行けない」とおっしゃることが多いですね、残念ながら。

 

>>ヘアロス患者は美容院をあきらめるしかないの?

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