
紫式部、藤原道長、清少納言の晩年とは?高く評価された女房も内裏を離れれば“一人の民”扱いで記録もされない時代だった
清少納言の晩年
ききょう/清少納言(ファーストサマーウイカ) 大河ドラマ「光る君へ」 48話(12月15日放送)より(C)NHK
清少納言は定子に仕え、伊周など上流貴族たちからも慕われていました。また、社交的で、賢く、漢文にも長けていたため、定子サロンでは中心的な存在でした。
しかし、清少納言の華やかな内裏での日々は永遠には続きません。定子が亡くなってからは内裏に居場所を失い、宮を離れます。現代であれば、お仕えしている主人が亡くなれば、別の人に仕えることになりますが、当時は主人が亡くなれば、そこに居場所がなくなることがほとんどでした。
清少納言が内裏を離れたあとについては、摂津国の長官・藤原棟世と再婚した、父・元輔が昔住んでいた家のそばに住んだなどといわれています。
和泉式部とは交流が内裏を離れてからも続いていたそうです。清少納言が和泉式部に海苔を贈ったこともあったそう。お互いの老化を詠み合うなど知的な交流をしていたともいわれています。
晩年、清少納言が尼姿になったという説は有力であるものの確かな証拠はありません。また、落ちぶれて漂泊したという話もありますが、事実とはみなしにくいでしょう。
民より恵まれた立場にあった道長も… 次ページ
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 白髪染め迷子だったアラフィフ編集部員が体験。パサつく、色が抜ける・・・ホームカラーのイメージを覆す“クレイパック着想”の白髪染め 驚きの染まりとツヤのワケとは
- 「髪が傷む」「すぐ色落ちする」「染まりムラがある」セルフの白髪染め悩みを解消する次世代のカラー剤。「美容パック」でおなじみのクレイを使った白髪染めとは!?【白髪ケアのプロ×研究員対談】
- 「お値段にも納得いく手応えです」あのシーズ・ラボのサロンケアが「本当に自宅でできてしまう」1台13役の最新鋭※マルチ美顔器の「ほんとにすごいところ」とは
- 美味しさの決め手は植物油!~油の達人に聞く植物油の魅力 vol.9/@和乃食 ここから【オリーブオイル、サラダ油、菜種油】
- 「急に老けた!?」と悩む40代、50代必見! 編集部員がリアルに実践「毎日キレイを保つ」お手入れ法
- 白髪に悩む40-50代女性が「泡クリーム」タイプの白髪染めをセルフでお試し!「もっとはやく使えばよかった」後悔の理由とは?
- 美味しさの決め手は植物油!~油の達人に聞く植物油の魅力 vol.8/@サンジャン・ピエドポー【オリーブオイル、キャノーラ油】