小池百合子、破れなかった天井とは【新・オンナの生きざま#1】

2017.12.01 LIFE

ユリコはもともと「向いていない」が…

なぜユリコの都政がいまいちかというと、はっきり言ってしまえば、目立たない仕事がむいていないことに加えて、彼女がプロのチアガールだからだと思うのです。

 

チアガールに必要なもの、それは男性です。チアガールが踊るのは、強い男のためとは限りません。甲子園を思い出してください。強豪校のチアガールだけでなく、負けがほぼ確定しているチームのチアガールたちが、涙をこらえて健気に踊る姿が中継されます。男が強かろうと弱かろうと、踊りさえすれば自分に注目を集めることができる、それがプロのチアガールです。

 

かつてのユリコには小泉純一郎という強い男や、都知事選の際に「大年増の厚化粧」と暴言を吐いてユリコの健気さを引き立てた石原慎太郎がいましたが、都庁トップの今、そういう男性は周囲にいません。ユリコの衆院選での敗北は「オンナだから」ではなく、ユリコを引き立てる「オトコがいないから」に思えてならないのです。

 

 

まだオワコンではない。天井をぶちやぶるには!

今回の敗北を受けて、ユリコ・オワコン説もちらほら目にしますが、私はそうは思いません。ユリコには2020年の東京オリンピックという切り札がある。

オリンピックを成功させるために自民党と手を組まざるを得ないでしょう。

そこで、自分を引き立てるオトコを見つけることができたら。その時こそ、ユリコが天井をぶち破ることができるような気がしています。

 

 

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