
小池百合子、破れなかった天井とは【新・オンナの生きざま#1】
OTONASALONE読者の皆さま、はじめまして。ライターの仁科友里と申します。ある時は芸能人の自意識を深読みするコラムを書き、ある時は婚活のハウツー本を書くことを生業としています。
私自身がアラフォーたけなわということで、同世代、もしくはちょい上の女性有名人に心惹かれます。若さ万能の日本社会で、消えることなく活躍する女性有名人たち。彼女たちに共通点があるとしたら、自分の欲望を知っていること、そして女性であることを大事にしていることではないでしょうか。
本シリーズでは、勝手に女性有名人の人生を拝借し、女性が生き抜くコツについて考えてみたいと思います。
大敗を喫した17年選挙。そしてユリコは…
2017年は女性政治家が注目を集めた年ですが、その代表格が小池百合子都知事(以下、ユリコ)ではないでしょうか。日本初の女性総理大臣の誕生なるかと騒がれましたが、衆院選では大敗を喫したことは、ご存じのとおりです。
ユリコは、選挙結果についてこう述べました。
「都知事に当選して、ガラスの天井を破ったかな、もう一つ、都議選もパーフェクトの戦いをしてガラスの天井を破ったかなと思ったが、今回の総選挙で鉄の天井があると改めて知りました」
ガラスの天井とは、優秀な人材が性別や人種的マイノリティーであることを理由に、昇進を阻まれる頭打ちの状態をたとえた言葉です。ユリコは今回の敗北の原因を「オンナというマイノリティーだから」と考えていることがわかります。
負けた理由が「オンナというマイノリティーだから」というのは、らしくないと思います。というのは、ユリコほどマイノリティーを利用してきた政治家はいないと思うからです。
25年前にも「チアリーダー」発言があった
今から25年前、細川護熙熊本県知事(当時)に乞われて政界入りしたユリコが「私は細川さんのチアリーダー」と発言して、物議を醸しだしたことがあります。細川氏を応援し、盛り上げるという意味で言ったのでしょうが、お決まりの「40代でガールだって」という失笑に加えて、女性論客からはチアガールの意味をわかって言っているのかと抗議の声が上がりました。
チアリーディングの本場アメリカでは、チアガールはスクールカーストの頂点、いわばリア充中のリア充を指すとともに、意地が悪い、傲慢、男のことばかり考えているという意味も含んでいたからです。ユリコがパンチラも厭わないようなミニスカートが定番だったこともあって、永田町のチーママだと書きたてた週刊誌もありました。
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