初詣に行く前にチェック!願いがかなう「神様と神社のお作法」

2017.12.30 LIFE

子どものころから「柏手を打って両手を合わせる」ということは知っていても、改めて「それでいいの?」と確認すると意外に知らないのが神社のお作法。最近では神社の境内にわかりやすい案内が書かれている場合もあります。

神様と直接お話しができるから「もっと喜んでもらえるお参りの方法」がわかる流光七奈先生に、この年末年始の参拝に向けて気を付けたいポイントを教えてもらいました。

 

目次
1・どこに「手を合わせる」と神様がいるの?
2・「神様に好かれる」8つのキーワード
3・神様とお付き合いするときの注意事項
4・神社についてよく聞かれる質問
5・「憑かれてるかも」という場合どうすれば?
6・お願いごとをしたいなら、初詣よりも実は年末に!

 

1・どこに「手を合わせる」と神様がいるの?

西洋圏に見られるGod・アラーなどの一神教の神様と、古代ギリシャやローマの神々、ヒンズー教、そして日本の神道に見られる多神教の神様と、”神様”の定義は地域の文化や個人の信仰により、様々に異なります。

ここでいう”神様”は、いわゆる「八百万の神」。自然の中に存在し、その地域を守っている氏神様のような存在です。欧米などだと”妖精”がそれにあたります。(”森の妖精””川の妖精”など)

 

神様のいる場所とは

”神様”は、基本的にその場所に建てられた神社にいます。

いわゆる”パワースポット”と呼ばれる場所にも多く存在します。

パワースポットは、自然が美しく、身体に良いと感じる環境にありますが、そのような自然が美しい環境には大抵、すでに神社があることが多いです。

大きな湖や山などには、確実に”神様”がいます。

 

神社にはこんな種類がある

ひとくちに神社と言っても、様々な種類の神社があります。

包み込むように癒してくれる優しい神社もあれば、お尻を叩かれるような厳しい神社も。

湖や川など、水のそばにある神社は前者、僧侶が修行に行くような険しい山にある神社は後者が多く、どの神社がどちら寄りなのかは、一般的に言う”霊感”がない人でも「柔らかい感じ」「厳しい感じ」と、その場で感じるのでなんとなくわかります。

 

2・「神様に好かれる」8つのキーワード

 

1・実は「お土産」が好きです

神社に行くと、皆さんお賽銭を投げて、お願い事をするかと思います。実は神様は「お土産」も喜んでくれます。

神様にも男の神様・女の神様といるので、男の神様にはお酒、女の神様には化粧品などを持っていくととても喜び、快くお願い事を聞いてくれます。

お神酒のように神社に「奉納」するとなるとハードルも上がりますが、そうではなく、「お土産をお持ちする」気持ちが大事。

心の中で「お土産をお持ちしました。どうぞお納めください」とお伝えしたら、そのまま持ち帰っても大丈夫です。

2・参拝日の”アポ”を取った人のことをちゃんと待っていてくれる

お参りに行く前に、心の中で「○○に住む○○(名前)です。○月○日(またはこれから)伺います」ととその神社の神様にお伝えするだけで、いわゆる”アポ取り”ができ、神様は迎える準備をして待っていてくれます。

3・神様の序列を知っておく

神社の大きさによってある程度神様のパワーの大きさも違います。”アポ取り”の際は、身近にある小さな神様(末社)でアポを取ってから大きな神様(本社)へお参りに行く方法も有効です。

4・頑張る人には手を差し伸べてくれる

自分は何もせず、一方的にお願い事をして叶えてもらえるほど、神様は甘くありません。

「私は〇〇を頑張ります」と自らが頑張ることを前提とし、その上で手助けをいただけるようにお願いすると、神様は手を差し伸べてくれます。何々を叶えてくれたら一生お酒を飲みません、のような大変な約束をしなくても大丈夫。神様は頑張る人にはちゃんと願いを聞き届けてくれます。

5・神様は”丸いもの”がお好き

食べ物のお土産も喜ばれますが、その際は丸いお餅やお饅頭など、丸いものを持っていくようにすると良いです。例えば、きんつばよりもお饅頭が◎。

6・神様にお話しするときは具体的に

神様といえど、全てのことをお見通しというわけではありません。

声に出す必要はありませんが、心の中で、自分の名前、住んでいる場所、生年月日などを心の中でしっかりと神様に伝えましょう。例えば仕事のお願いに行くときは、会社の名前なども伝えると効果的です。

7・テクノロジーには弱いです

神様は古より存在しており、時代が変われど存在し始めた当初の感覚でいるので、現代テクノロジーのお話には疎いです。

8・初対面でいきなりお願い事をされてもいい顔しない

最初はご挨拶から始め、何度かおつきあいしてからご相談(お願い)をすると、快く聞いてくれます。

エピソード:

とある大きな神社が観光客用の駐車場スペースを拡大するために、一つの小さなお社に神様をひとまとめに詰め込んでしまいました。狭くて窮屈な場所が嫌なのは人も神様も一緒。特にうんざりしていたお水を管理する神様のお話を聞いた流光七奈は、その神様が元いた神社に帰るお手伝いをし、”お引越し”を敢行。その神様は現在、故郷の神社のお社にいます。

3・神様とお付き合いするときの注意事項

 

・神様に一生のお願いや約束をしたら、絶対に守りましょう

神様との約束は絶対です。破ると、それなりの怒りの鉄拳が神様から与えられます。出来ない約束はしないように注意しましょう。

・見返りを求める神様もいるので、注意しましょう

キツネの神様には、見返りが必要です。私利私欲だけでお金を要求すると、家族の保険金で入ってくるなんてこともあります。神様を事前に確認しましょう。

 

 

4・神社についてよく聞かれる質問

 

・「真ん中は神様の通り道」は本当?

これは人間が神様に対して決めたマナーです。真ん中を通って参拝しても、神様は気にしていません。

手や口を清めないと境内に入れない?

そんなこともありませんが、皆さんご自身が清められるという気持ちになれるのなら、それは有効です。何よりも神様を敬う気持ちが大切。大事な人を訪ねる時に身を清める気持ちと同じです。

そこまで気にしなくても問題ありません。

・御朱印にご利益はありますか?

御朱印は、神様ノータッチのアイテム。そのものにご利益はありませんが、御朱印帳を持って神社めぐりをしながら神様を多く触れ合うことが、ひいてはご利益につながるでしょう。

5・「憑かれてるかも」という場合どうすれば?

「何かが憑いているかも」という人は、鳥居がたくさんある大きな神社をゆっくり一周すると良いでしょう。神社が砂利敷きになっているのは「足音のする者以外は入れません」という理由から。足音がしない幽霊などは、鳥居を潜ることも神社に入ることもできません

 

 

 

6・真剣なお願いごとをするなら混雑を避けてお参りを

皆さんが神社にお参りするタイミングで一番多いのは年が明けて一番最初に行く、初詣かと思います。

けれども、真剣なお願いごとをしたいという人にとって、初詣よりおすすめな時期は、お正月を外した時期です。

初詣にはたくさんの人の”念”が集まり、神様も大混乱していますが、年末ならば人も少ない分だけ余裕があります。12月の中旬から下旬にかけては、初詣に備えるために神社が綺麗に清め整えられるので、良い気が流れています。初詣のときには神様にご挨拶するのみにとどめ、お願い事をしに行くのは年末、または年明けの混雑が落ち着いたころにと、2回に分けてください。

 

神様に守ってもらったり、お願い事を叶えてもらったりするのに有効なのは、神様と普段から”おつきあい”をしていくこと。お願い事を叶えてもらったらお礼のお参りをすると、末長く見守ってくれる良い関係が築けます。

 

心理オントロジスト 流光七奈(りゅうこう なな)

物心ついた頃から、次元を超えた見えない世界とつながる能力がある。幼少より様々な相談を受け、潜在意識レベルの癒しと解決策を提供してきた。

近年は、この特殊能力と経験を可視化する作業をし、よりロジカルな心理オントロジストとして、個人鑑定の枠を超え、占い師や経営者のコンサルティングをおこなっている。

自身も歯科医院や飲食店を複数経営する事業家であるため、経営者や政治家からの相談が後を絶たない。近著にダンナさまは幽霊(イーストプレス刊)、原宿に占いリリコイ。

http://nana-healing.com/

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