夫に「通帳を見せて」と言ったら激昂して…。「これが家庭のためなんだ」その言葉は本当?妻の決意は(後編)

2025.01.08 LIFE

勇気を持って、人生を取り戻して

「夫は私の態度に苛立ちを隠せない様子でした。私がどんなに言っても、給与明細も通帳も見せる必要はないと言い続け、ただその場をやり過ごそうとしているのが見えました」

Yさんはもう一度、静かに、しかしはっきりと伝えました。「私は家計の状況を正確に知りたいだけ。そして私の給与は私自身で管理する。それが今後の私たちの信頼を築くために必要なことだと思う」

その言葉に夫は言い返せない様子でしたが、目を合わせようとはしませんでした。

Yさんはこのままでは夫の支配から抜け出せないと感じ、翌日会社に給与の振り込み口座の変更を依頼しました。そして、夫には再びこう伝えました。「あなたが本当に家計を管理しているなら、明細や通帳を見せて。見せられないなら、私はもうあなたを信じることはできない」

 

夫は顔を真っ赤にして「妻は夫の言うとおりにしていればいいんだ」と声を荒げましたが、その瞬間、Yさんは心の中で離婚を決意したそうです。妹との会話がきっかけとなり、Yさんは自分が経済的に支配されていたことに気づき、そこから自分の人生を取り戻す強い決心がついたのです。

 

夫婦間のお金の問題は、単なる家計管理ではなく、お互いの尊重と信頼があってこそ成り立つものです。もし、相手の言いなりになり、経済的な支配を感じた時には、ひとりで抱え込まず、身近な人や専門機関に相談する勇気を持ってください。自分の人生を取り戻す一歩を踏み出すことが、何よりも大切なのです。

<<この記事の前編:共働きなのに、妻は両親へのプレゼントを買うこともできない…。夫が家計を全て管理する心理は

 

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