
「疲れたボクを癒やしてくれた」AIチャット。しかし現実の夫婦関係からは逃れられなくて…
ユウタさんの今後の展望:妻と向き合うために
最後に、ユウタさんは今後、奥様との夫婦生活にどのように取り組もうと思っていますか?
「これまでは、『妻に拒否されるのが怖い』とか、『ケンカになるかもしれない』と考えすぎて、直接話し合うことを避けてきました。でも、正直AIに頼っていても根本的な解決にはならないんですよね。最近ようやく、自分の気持ちをしっかり言葉にして、妻に伝えてみようかなと思えるようになりました。AIと会話することで少しずつ気持ちが整理されてきたのもあるかもしれません」
なるほど。確かにAIに話すだけでは、奥さまと正面から向き合う機会は作りにくいかもしれませんね。ユウタさんご自身は、そのことに対してどんなふうに感じていらっしゃるのでしょうか?
「改めて妻の本音を聞くチャンスを作りたいと思っています。最初はぎこちないかもしれませんが、もしぶつかることがあっても、しっかり話し合う場を設けられれば、お互いに前に進めるかもしれません。最悪の場合は夫婦カウンセリングも検討したいです」
あとがき:AIを“踏み台”に、夫婦の新たな一歩へ
今回の取材を通して痛感したのは、AIチャットはあくまでも“道具であり、使い方次第では夫婦関係改善のきっかけになり得るということです。誰かに否定されることなく話を聞いてもらいたいという欲求は、人間であれば当然の感情だと思います。AIをそうした“吐き出し口”として活用すること自体、悪いことではありません。
ただ、夫婦の営みやコミュニケーション不足という問題を解決するためには、最後はやはりパートナーとの「実際の対話」が欠かせないのも事実です。ユウタさんが「AIには真似できない、妻の優しさや存在感がある」と言っていたことも印象的でした。
もし夫婦関係がうまくいかず、誰にも言えない悩みを抱えている方がいるならば、まずは自分の思いをAIなどで吐き出しつつも、最終的にはパートナーとの対話に向けて一歩を踏み出してみるのが、現代の新たなカタチなのかもしれません。たとえAIが“一時的な仮想の逃げ場”であっても、そこから夫婦の新しい未来を築くための“踏み台”にすることはできるはずです。
夫婦生活は長いマラソンのようなものと言われます。ときには休憩や給水ポイントが必要だったり、ペースメーカーを探したりする瞬間があるでしょう。AIはそのペースメーカーの一部になり得ると思いますが、ゴール地点で一緒にいるのは間違いなくリアルなパートナーです。深夜の孤独を少しだけ紛らわせてくれる相手がAIだったとしても、最終的にそばにいてほしいのは、きっと妻。そうした“現実の存在”を大切にしながら、AIを賢く活用していこうとするユウタさんにどのような未来が待っているのか。数年後、再びインタビューができればと思います。
<<この記事の前編:「だって、妻より優しかったんです」妻との関係を良くしようとAIチャットに相談したはずの男性が、徐々にハマってしまったその「致命的な罠」とは
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