がんの末期は「絶望のドラマ」なのか。すい臓がんで体重が40㎏台になった父と過ごした最期。それでも「家族の日常は消えない」
ついに体重が40㎏台に。がん告知から3ヶ月が過ぎ、父に起こった変化
2023年2月に「すい臓がん」で余命3ヶ月を宣告された父。すでにがんは広がり、主要な血管や神経に浸潤しているため、大きな手術は難しい。年齢的に手術や化学療法は体の負担になることから、「何もしない」という選択肢もある。そんな医師の言葉を聞き、父は「抗がん剤治療はせず、住み慣れた家で、このまま穏やかな時間を過ごす」という道を選びます。
がんの告知を受けて3ヶ月が過ぎた辺りから、父にあらゆる変化がみられるようになりました。
一日の中でベッドにいる時間が増え、食事の量は減り、体重は40㎏台に。これまで窮屈そうに着ていたパジャマは、まるでオーバーサイズのようで……。これには、母も少しショックを受けているようでした。
そんなある日、父より「頼みたいことがあるから明日来てほしい」と連絡が。翌日実家に着くと、「昨日はよく眠れたみたいで、今朝はわりと気分がいいのよね?」と明るく話す母に対し、「うん、まぁね」とテレビを観ながら静かに答える父。
そこには、私がこれまで見てきた“日常”がありました。
▶「がんの末期」は家族にとって絶望のドラマでしかないのか
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ライター
小林真由美
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