篠原涼子が不倫ささやかれても「民衆の敵」にならないワケ
女性の芸能人として、最強の資質。それは、天然ボケやおバカキャラではないでしょうか。天然やおバカウリができる芸能人は、知識はないかもしれませんが、自分に何が求められているかがわかる勘の良さと、勝負強さを持っていると思うからです。アラフォー部門1勝負強いと私が思っているのが、女優・篠原涼子です。
アラフォーは知っている、篠原のクロ歴史
その昔、「ごっつええ感じ」(フジテレビ系)で、今田耕司に両足を開かれ、股間に顔をうずめられていたことを覚えている人は、もうわずかでしょう(今、同じことをしたら、視聴者からの苦情が殺到すること請け合いです)「勝てば官軍、負ければ賊軍」の世界ですから、そんなセクハラにも耐えなくてはなりません。苦労の甲斐あって、篠原は大物プロデューサー・小室哲哉に見出されます。「恋しさとせつなさと心強さと」でダブルミリオンを達成、日本レコード大賞優秀賞を受賞し、紅白歌合戦にも出場するなど、大出世を遂げます。
しかし、なぜか突然小室がプロデュースを下りたことで、セールスは激減します。普通のアイドルならここで消えていくところですが、篠原は負けなかった。
蜷川幸雄演出の舞台「オフィーリア」で、夫となる俳優・市村正親と出会い、女優として開眼します。以降、「溺れる人」(日本テレビ系)、「Anego」(日本テレビ系)、「アンフェア」(フジテレビ系)で高い視聴率と演技力を発揮、同世代を代表する女優に成長します。
年の差婚は、オトコがトクなのか?
篠原が24歳年上の市村と結婚を発表した際は、還暦間近で若く美しい妻を手に入れた市村は羨望を集めましたが、ひねくれている私はこう思ったのです。
この結婚、市村が損じゃね?
男性が年上の場合の年の差婚というと、思い出すのが、タレントの林寛子です。
ご存じない方のために説明しますと、林は子役として芸能界入り、70年代にはアイドルとして活躍します。ハタチの時に世界のクロサワこと黒沢明監督の長男で、15歳年上の映画プロデューサー、黒沢久雄と結婚し、芸能界を引退します。子育てが落ち着いてから、テレビに復帰したのですが、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)で、年の差婚について、こんなことを言っていたことがありました。
「年上だから、頼りがいがあるわけじゃない」
「年上と結婚すると、オンナが老ける」
何か不満でもあるのかと思ったら、まもなくして、林は年下の社交ダンスインストラクターとの不倫疑惑が報じられ、離婚しました。その時に、私は思ったのです。
オトコにも若さは必要なんだと。
ちなみに林が離婚したのは、今の篠原と同じ年齢、44歳の時でした。
年の差婚は甘いものではないというのは、一般認識なのかもしれません。篠原が本格的に仕事に復帰しだしてから、篠原の不倫願望が記事になることが増えました。「週刊ポスト」(小学館)では、篠原がママ友と不倫願望について話していたことを盗み聞きした記事が、「女性セブン」(小学館)に、俳優・江口洋介との焼肉デートや、市村が篠原の行動に疑いを持っているとも書かれました。
記事が書かれるのは、68歳となった市村が篠原を性的に満足させていないに違いないという思いこみがあるからではないでしょうか。多くの日本女性が30歳を過ぎたあたりから、オバサンとか抱きたくない呼ばわりされますが、年の差婚では男性の加齢がもろマイナスで、抱けない男は不必要になる場合もあるのです。
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