起床時に口がネバついている人ほど要注意!「朝起きてすぐに水を飲む」実はやってはいけない習慣だった!? 目からウロコの腸活新常識とは【歯科医が解説】

「リーキーガット」とは腸内環境の悪化によって腸の粘膜が薄くなってバリア機能が弱くなり、本来体内に入るべきではない異物や毒素が入り込んでしまう症状です。これにより腸に炎症反応が起こり、それが脳にまで及び、認知症の促進にまで繋がってしまうのです。

 

また口の中のばい菌は肺か腸に入りますが、肺に入ると重篤な場合は肺炎になることも。このようにいかに直接的に歯周病菌を腸に入れないかがとても重要です。「朝起きてすぐに水を飲むのではなく、歯磨き等で口腔環境を整えることは全身の健康にも影響するのです」と栗林先生は念を押します。

 

朝イチの歯磨きのためにはどんな歯磨き粉を選ぶべき?

しかし朝起きてすぐ歯磨きを行うのは慣れていないとなかなか習慣化はハードルが高いもの。そのため歯磨き粉は味がなくて歯磨き後も味覚が変化しないタイプや低刺激のタイプを選ぶのがおすすめです。そしてしっかり歯を磨くこと。

 

「よく患者さんで『ミントが強い歯磨き粉のほうがよく磨けている』と言う方がいますが、これは爽快感があって磨けた気分になるだけです。大事なことはしっかり磨けているかどうか。かかりつけの歯医者で歯科衛生士さんに普段の歯磨きの状況やブラッシングのポイントを聞くことで、自分がしっかり磨けているかをチェックすることができるでしょう。また菌は歯の窪んだ部分に入りやすいので、歯の溝や噛み合わせや歯ぎしりで生じる歯と歯のくさび部分は丁寧に磨いてください。また、歯磨きだけだと90%しか磨けないので歯間ブラシやフロスも活用するとなおいいと思います」(栗林先生)

 

腸活のために歯を大事にし、朝起きてすぐに水を飲むのではなくまずは歯磨きをする、という新常識。また寝る前の歯磨きも合わせて徹底してください。皆さんもこの春からの新しい朝の習慣に歯磨きを取り入れてみてください。

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