「暴行と誘拐の罪で妻を逮捕してほしい」モラハラ夫が警察で虚偽のストーリーをでっち上げるために取った仰天行動とは

2025.05.22 LIFE

私は夫から暴言を吐かれ、胸ぐらをつかまれたので、子どもにも危害が及ぶ可能性を危惧して実家に身を寄せたこと、離婚するために別居すること、もちろん暴力など振るっていないことなどを説明しました。

 

警察の方も「やはりそうでしたか。私達もご主人の話を疑っていたのですが、奥様から直接話を聞けてよかったです」と納得してくれ、「そちらの警察署とも情報共有しますので、もしご主人が実家に押し掛けるなど奥様とお子様に危険が及ぶことがあれば、最寄りの警察署に通報してください」と言われてなんとかその場は収まりました。

 

あの手この手のLINEで私を揺さぶってくる夫

モラハラ夫の予想できないおかしな行動はこれだけに留まりませんでした。翌日には何事もなかったかのように「おはよう、元気に過ごしてる?」と明るいLINEが届きます。昨日私を逮捕させようとしてきた人からのメッセージとは思えないあまりにも軽い内容に、夫の多重人格的な側面が見えて恐怖を覚えました。そしてその翌日には「突然子どもを奪われて辛いです」、「僕を助けてください」とまるで愛しい家族を奪われた被害者のような口ぶりのセンチメンタルなLINEが。

 

さらに翌日には「あなたを本当に愛しているから戻ってきてほしい」という感情に訴える長文LINE。さらに翌日には「離婚をすることで私と子どもがどのような貧乏な暮らしをして不幸になるのか、結婚を祝福してくれた周囲や共通の友人にどう説明するのか、今ならまだ間に合うからやり直そう」という内容でした。

 

毎日内容もテンションも異なるLINEが次々と送られてきていましたが、私はすべて無視して既読スルー。すると数日後には「無視してんじゃねえよ! 絶対に離婚しないからな、覚悟しておけ」とまた脅しのような文言が送られてきました。その次の日は「昨日は感情的になってしまってごめんなさい」という反省文。まさに感情のジェットコースターです。

 

夫はとにかく私と子どもが自宅に戻るよう、優しい口調で話しかけてみたり私の心情に訴えてきたりとあらゆる手段を講じていたのでしょう。しかしそれでも私が動じずに返事すらしないと「俺がこんなにへりくだってやってるのに!」、「バカにしやがって!」と逆上するという繰り返し。

 

こうやって私を言葉巧みに揺さぶったり怒りで罵倒したりというのは、これまでも夫婦喧嘩や話し合いのたびにされてきたことでした。その都度私は夫に同情したり言葉に絆されたり「私が悪いんだ」、「私が我慢すれば夫婦生活は上手くいく」と自分のせいにして家に戻っていったことを思い出していました。

 

本編では、別居後のモラハラ夫の異常行動についてお伝えしました。
▶▶脅迫したかと思えば反省、懇願、また逆上。情緒不安定なモラ夫からの激ヤバLINEに私が既読スルーを貫けた理由

では、離婚への高いハードルに心折れそうになっていた私を救ったある出来事についてお伝えします。

 

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