「モラハラ夫、過去の恋愛、同僚との不倫」複雑に絡み合う4人の運命は…ドラマ「子宮恋愛」主演・松井愛莉さん、大貫勇輔さん【インタビュー】
話したくないことから逃げて、フタをしているふたり
――演じる苫田夫婦についてどう見ていますか?
「お互い言いたいことがあるのに言えない、話したくないことから逃げてフタをしているという印象です。まきは伝えようとするけど結局あきらめてしまったり、(夫の)恭一は話し合いすらしたくない。すごく距離が離れてしまっていて、すでに歯車は狂っているけど気付かないフリをして日々を過ごしていて。もう元には戻れない状態になってしまったのかなあと思います」。

©佐々江典子/ぶんか社/「子宮恋愛」製作委員会
――まきのようにモラハラな気味なパートナーがいたとしたら、どのような心理行動をとると思いますか? また、親しい人や友人がまきのような環境だった場合、どのような行動を取りますか?
「実際に自分がその環境にいたら意外と気付けないものなのかなと思いました。何かのきっかけで気が付くことができたとしても、なかなか離れられなかったりいろいろな葛藤もあるんだろうなと感じます。
友人がその環境にいたらもちろん“それは間違っているよ”とは言うと思いますが、当事者間の問題ですし、そこまで強くは言えないと思います。自分で気が付かなければその人のためにはならないので、助言をするくらいだと思います」。

©佐々江典子/ぶんか社/「子宮恋愛」製作委員会
――マンガ原作ドラマを演じる上で、留意している点はありますか?
「原作は必ず読んでから現場に入るのですが、原作を意識しすぎないようにはしています。拾えるところは拾って、まきの感情や心情を理解する上でのひとつとして助けられています」。
――原作で面白かったところ、原作との違いで楽しみにしてほしい点を教えてください
「原作とドラマでは、関係値が違うキャラクターがいます。その違いで生まれる物語は、原作の意図も汲みつつドラマならではになっていますし、トラウマや葛藤がより多く描かれていると思うので、そこに注目して見ていただきたいです」。
――「ここを観てほしい」というマニアックなところを教えてください。
「まきは終始悩んでいるので、笑顔が少ないんです。いくつかある貴重な笑顔のシーンにはぜひ注目してほしいです!(笑)」。

©佐々江典子/ぶんか社/「子宮恋愛」製作委員会
――現場での印象的なエピソードを教えてください。
「八景島で撮影した日があったのですが、合間にキャストやスタッフみんなでアトラクションに乗ったり、クレープを食べたりしてとても楽しく、印象に残っています」。
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