
「唐丸、おかえり」“鬼の子”と呼ばれた少年が“歌麿”になるまでの家族再生物語【NHK大河『べらぼう』第18回】
*TOP画像/蔦重(横浜流星) 唐丸(染谷将太) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」18話(5月11日放送)より(C)NHK
吉原で生まれ育ち、江戸のメディア王に成り上がった蔦重の人生を描いた、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK総合)の第18話が5月11日に放送されました。40代50代働く女性の目線で毎話、作品の内容や時代背景を深掘り解説していきます。
<<前編:日常的に死と向き合う暮らし。江戸で”切腹は許されるのに心中は罪”だった理由とは?
蔦重と唐丸の再会に安堵したものの…
現実世界では夢のような出来事はめったに起こらないし、何かに期待してもうらぎられることの方が多いように思います。しかし、蔦重は成長した唐丸(染谷将太)と再会を果たし、「お前を 当代一の絵師にする」というかつての約束を果たすため、新たな機会をつかみました。
幼い唐丸(渡邉斗翔)が謎の男(高木勝也)とトラブルになり、この男を川に突き落とし、行方をくらまして以降、唐丸の帰りを私たち視聴者は待っていました。唐丸が絵師として戻ってくるという予想を多くの視聴者はしていたものの、筆者はそううまく事が運ぶものかという不安もありました。“唐丸の絵師としての再登場”という期待と“唐丸にはもう会えないのではないか”という不安が半々でした。
蔦重が唐丸は生きており、そう遠くない場所にいると気づいたのは、豊章(加藤虎ノ介)が描いたという絵でした。蔦重はこの絵の作者は唐丸だと察し、豊章のもとを訪ねるものの、唐丸でないことに一度は肩を落とします。しかし、つるべ蕎麦の店主・半次郎(六平直政)らが二人羽織でそばの早食い比べをしている姿を見て、豊章の背後には唐丸がいるのではないかとひらめきます。
蔦重は豊章の家を再訪し、出迎えた男が成長した唐丸だとすぐに気付き、彼との再会とその成長に喜びました。一方、唐丸は蔦重のことを見知らぬ人だと言い張り、歓迎していない様子です。
蔦重(横浜流星) 唐丸(染谷将太) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」18話(5月11日放送)より(C)NHK
唐丸は捨喜という名で、豊章のもとで働いていたのです。捨喜という名が暗示しているように喜びを捨て去り、人生に絶望しているように見えます。
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